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2017年2月20日(月) 小さな小さな踏切
 散歩コースの一つにとても小さな踏切がある(a)。軽トラックの幅とほぼ同じくらいの広さしかなく、自動車の通行は禁止されている(b)。結構頻繁に電車が通るので、踏切の役割は大切だ。幅が1.5m程しかないので、この踏切を渡るときに反対側から来る人でもいるとすれ違いが大変だ。東武日光線には何とも不思議な踏切や奇妙な踏切がいくつもある(雑記2016.12.21)。
 この踏切近くに出向いたのは、昨年この近くの倒木にエノキタケがでていたからだが、今年は発生した痕跡が全くみられない。周辺の他の倒木や立ち枯れにもエノキタケの姿はなかった。自宅界隈でもクロッカスや梅が咲き始めた。フクジュソウはよく見られるようになってきた。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
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(d)
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(e)
(e)
(f)
(f)
 午後塩谷町の「星ふる学校くまの木」で開催された里山学講義「里山での放射性セシウムの現状」を受講した。残念ながらあまり得るところはなかった。帰路、日光市との境界付近にある船場亭の屋根を葺き替えている現場に遭遇した。現場に車で入ってじっくり眺めてしまった。カヤは会津産だという。今日は自宅周辺から女峰山の雄姿を終日見ることができた。
 
(g)
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(h)
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(i)
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(j)
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(k)
(k)
(l)
(l)


2017年2月19日() 今年初の真岡市井頭公園
 昨日も前日に引き続き暖かな一日だった。今年になって初めて真岡市の井頭公園に行ってみた。連日の雨不足のためか、公園中央の池の水位が極端に下がって、かなり広範囲に池が干上がっていた。日光と違って、園内の梅はすっかり開いていた。ウオーキングやジョギングの人があまりにも多いのに驚いた。人の数は日光だいや川公園の比ではない。
 きのこは全く見られない。ただすっかり乾燥しきって触るとバリバリと崩れるきのこが何種類か見られた程度だった。公園には藪ツバキがとても多いので、樹下の落葉をかきわけかきわけして探してみたが、どこにもツバキキンカクチャワンタケの姿は見つけられなかった。昨年は3月13日に見ているから(雑記2016.3.13)、発生にはまだ少し早いのかもしれない。
 
(a)
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(b)
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(c)
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(i)
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(j)
(j)


2017年2月18日() ピンセット:安物は所詮安物
 国産の安価なピンセットを2本、amazonから購入した(a)。精密ピンセットをうたった500円未満の国産品で、カスタマーレビューでは「細いがしっかりつかめる」「価格以上の使い勝手」「細かい作業にピッタリ」と評判がよい(a)。もしかしたら「使える」かもしれない、と思っての購入だった。
 ちょっと見た目には先端は細くしっかりかみ合う(b)。しかし、この2本の先端をルーペで見ると、太さが異なるばかりか、うちの一つは先端部分が潰れたようになっている(c)。要するにかなりのバラつきがある。精密といってもいろいろな基準がある(雑記2017.1.14)。
 昨年4,000円強で購入したスイス製の精密ピンセットと比較してみた(d)。先端の太さがまるで違う(e, f)。キノコのヒダや管孔などに何らかの作業をしたり(g)、コケの葉(h)を操作するには、先端が極細でしっかりかみ合うものでないとうまくいかない(i, j)(たわごと2008.12.9)。
 この国産品の先端を電気分解法で細くし(雑記2017.1.20、etc.)、それを研いでみた。一見スイス製の先細精密ピンセットのように極細になったが、強度が極端に劣化した上に、十数回ほど使っただけでかみ合わせも悪くなり、結局粗雑作業にしか使えなくなった。
 
(a)
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(b)
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(c)
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(d)
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(e)
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(f)
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(g)
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(h)
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(i)
(i)
(j)
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 昨日は広範囲に春一番が吹いたという。日光も風が強くいろいろな被害があったようだ。


2017年2月17日(金) 佐野市木浦原のザゼンソウはまだ先
 栃木県大田原市北金丸のザゼンソウが最盛期を迎えているという(雑記2017.2.7)。大田原市よりずっと南に位置する佐野市なら、例年よりも早くザゼンソウが咲き始めていてもおかしくないと思った。75〜76Kmほど車を走らせて、木浦原まで行ってみた。昨年と違って路面に雪はほとんどない(同2016.1.29)。
 残念ながらまだ仏炎苞どころか、ようやく緑色の円錐形の葉が出てきたばかりだった。この地域での本格的な開花シーズンは3月後半から4月前半だが(同2008.3.30)、昨年よりも開花準備が遅いような気がする。
 周辺は杉林ばかりで多年生の硬質菌もなく、斜面にコウヤノマンネングサ(e)やシノブゴケの仲間(f)が緑の絨毯を作っているのが印象的だった。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 天気予報でもいっていたが、確かに今朝は暖かい。am3:30に外気温がマイナス2度もある。


2017年2月16日(木) 厳冬期の山は美しい
 朝の日光だいや川公園はいつもよく賑わっている(a)。犬の散歩やウオーキングの人ばかりではなく、農産物直売所が目当ての人たちも結構いる。この公園の遊歩道からは雪を帯びた栃木県北西部の山を仰ぐことができる。冬場は空気も澄んでいてとりわけ鮮やかだ。
 この付近からみると女峰山が最も堂々とした姿に見えるが(c)、宇都宮市や真岡市、さらには佐野市あたりからみると、不思議と女峰山は目立たず、男体山(d)が立派に見える。公園はバイパスの両側に長く広がっているが、その両域を結ぶ跨道橋からは男体山が正面にみえる(b)。
 コケの絨毯もよくみれば、着々と胞子体を伸ばし始めている。三月に入れば凾付け始めることだろう。樹幹には地衣類が豊富についている(f)。川口市では見られなかった光景だ。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
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 昨日は気温も上がり暖かくなった。でもわが家の雪はまだ消えずに残ったままだ。


2017年2月15日(水) 今市駅前の小さな食堂
 今市駅前に年寄り夫婦の経営する小さな食堂がある(a, b)。店の名称は「こだま食堂」というらしいが、入口脇の小さな立て看板以外に店の名を記したものはどこにもない(c)。なぜか妙な懐かしさを感じさせられる雰囲気があった。それは、昨年9月25日に惜しまれながら廃業した埼玉県川口市の「丸家食堂」を髣髴とさせられるからだった(雑記2016.9.14)。
 丸屋食堂は親しいキノコ仲間の友人と老いた母親の経営する店で安くて美味かった。川口市時代から時折食事に出向いたり、友人らと会う時の貴重な拠点だった。いわき市や日光市に転居した後も、首都圏に出ると友人らと示し合わせて丸屋食堂で落ち合ったりもした。
 その丸屋食堂を思い出させるような町の食堂「こだま食堂」に初めて入ってみた。店内にはテーブル三つとカウンタ席しかない。客はいずれも常連客で、お互い同士よく知り合っているらしかった。そんなところも丸屋食堂を思い出させられた。メニューを見ると、納豆100円、目玉焼き100円とある(d)。600円のヒレカツ定食を注文した(f)。味は悪くはなかったが好みではなく、自宅近くの「社員食堂」なり丸屋食堂には及ばない気がした(同2016.3.25)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
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(f)
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2017年2月14日(火) 乾燥きのこと杉雄花
 散歩の途中で立ち枯れの樹に着いた硬質菌に出会った(a, b)。すっかり乾燥しきっているが、カイガラタケの仲間だろうと思って採取しなかったが、よく見ればヒダの様子からカイガラタケでもキカイガラタケでもなさそうだ(c)。でもGloeophyllum属の仲間には違いなさそうだ。またチャンスがあれば採取して少していねいに見てみたいと思った。
 杉の雄花がすっかり大きくなって、強い風でも吹くと一部の雄花から花粉が舞い上がる姿が見えるようになってきた。しかし、多くの雄花はまだしっかり閉じている(j)。これを縦断してみると(k)、明黄色の花粉が多量に詰まっている。これを顕微鏡でみると、まだパピラが未発達の花粉が多かった(l)。あと1週間もするとこれらも花粉をまき散らすことだろう。
 
(g)
(g)
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(i)
(i)
(j)
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(k)
(k)
(l)
(l)
 久しぶりに歯医者にかかった。入歯の土台の一つである銀冠をかぶせた歯が腐りきって、容易に銀冠が外れるようになってしまった。よく見れば入歯もかなりぐらついている。そこで、やむなく近くの歯科医院に行った。数少ないいくつかの歯を治療した後、新たに入歯を作り直すことになるだろうという。その間は流動食しか食べられないことになる。あ〜ぁ、嘆かわしい。


2017年2月13日(月) 忘れられた分譲団地
 田舎はどこでもそうなのかもしれないが、日光でも売れずにほとんど忘れられた分譲団地があちこちにある。舗装こそされているが車の通行がほとんない山道がある。そこに入っていくと、しばしば分譲団地の看板が現れる。よく見れば広い雑木林の中にいくつかポツンポツンと家屋も見られる。家屋のあるのは全区画の何分の一かで、多くの区画は荒れ放題だ。
 昨日の散歩コースもそういった分譲団地の一つを通った。知り合いの不動産業者の話では、電気こそ引かれているが水道はないという。大多数の区画は草が生い茂り所有者を表示する看板や売地の看板が立てられている。倒れたり文字が読めなくなったものもある。主を失って放棄された家屋もいくつも見られる。そんな中に何件か人の居住する家屋もある。かつてのバブル経済期の遺物らしいが、ここに住んでいる人はきっとかなり心細いのではあるまいか。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
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(f)
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2017年2月12日() 今年もセツブンソウに出会えたが・・・
 毎年この頃になると無性にセツブンソウが見たくなる(雑記2016.2.13)。そこで鹿沼市と栃木市の境付近まで足を延ばした。といっても自宅から40Kmもなく車を50分ほど走らせればよい。鹿沼市の御嶽山神社では昨年より少なかったが、今年もいくつものセツブンソウに出会えた(a, b)。ここのフクジュソウは花が大きめで、葉が獣の獣毛を連想させる(d)。
 栃木市の四季の森星野では、ロウバイと紅梅が見事だったが(e, f)、肝心のセツブンソウは今年もまた非常に少なくなっていた。出会ったカメラマンによれば、イノシシがその大きな原因ではないかという。もとはといえば、この地は石灰岩と石灰成分が豊富な地で、石灰岩生のキノコやコケが出ているのではないかと思って、埼玉県川口市から毎年通っていた。石灰岩生のコケには出会えたが、これまでのところ石灰岩生のキノコには出会えていない。
 
(a)
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2017年2月11日() 朝の散歩コースにて
 昨日の朝、板橋バイパスから板橋交差点を経て城山登山口前を通ってJRの駅に向かうコースを散歩した。たかだか4Kmほどの短いコースだ。日向では雪は解けて乾いていたが、ちょっと日陰に入るとまだまだ歩道は雪に覆われて歩きにくかった。
 来月21日から例幣使街道の一部が車両通行止めになる。ここは自宅からすぐ近く。たった1Kmの区間に過ぎないが、また一つ保護される杉並木ができることになる。六月になったら今年はここで、安心してミヤマトンビマイ探しをすることができそうだ。
 城山登山口近くで山から下りてきた老婦人にであった。足元は雪と氷でかなり歩きにくいはずだが、杖も持たず普通のスニーカーで足早に降りてきた。声をかけると元気な声が返ってきた。この山は毎日上っている人たちが多数いるが、彼女もその一人なのかもしれない。
 
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