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急激に劣化が進んだ炬燵 | ||||||
昨日炬燵を片付けようと布団を取り外してみて驚いた。四本の脚のうち片側の二本が完全に湾曲してグラついていた。脚表面の紙はボロボロに破れ、天板との固定部分のプラスティックにはヒビも入っていた。炬燵の発熱機を固定している枠板も凹状に曲がっていた。冬季以外は座卓として使っており、昨年11月に炬燵として使い始めたときにはこれらの症状は一切なかった。 この冬は炬燵の電源を入れずに、何度も温風ヒーターから蛇腹筒で温風を送り込んだので、これが最大の原因だろう。いわばプラスチックが低温やけどをおったようなものだ。それにしても、購入したのは2012年1月だったから、使用は足かけ5年と4ヶ月ほどになる。経年変化による劣化も関係しているのだろう。机に肘をついて少し負荷をかけたら、急にグラついて一本の脚が根元から折れそうになった。こうなると処分するしかなさそうだ。 |
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一見正常に見えていてもかなり劣化が進んでいたのだろう。人間の体も高齢になると見た目以上に組織は劣化している。ある日突然変調をきたしても不思議はない。 | ||||||
奥日光はすっかり砂漠状態 | |||||||
連休の混雑が一段落したので午前中に奥日光に上がってみた。ようやくカラマツの新芽がわずかに出始めた。いつもはたっぷり水量のある川も全くの涸れ沢になっていたり(a)、細々とした水流しかなくなっていた(b)。林床は見るからに乾ききっている。 西ノ湖の湖面は昨年よりは広かったが、例年と比較するととても小さい(c)。そして、干上がった湖底はまるで砂漠のようになり、風が吹くと砂塵が舞い上がる(d)。湖畔でおにぎりを食べていたが、あまりにひどい砂嵐にとても昼食どころではなくなって林の中に逃げ込んだ。ザックや衣類が砂だらけだった。目じりや鼻や耳たぶも砂でジャリジャリになっていた。 西ノ湖で偶然にも春日部のNさんにバッタリであった。昨年もやはり偶然に奥日光で出会っている。なにか縁があるのかもしれない。彼の採取したシャグマアミガサタケはきれいな姿だったが、先月末に出会った幼菌は成長するどころか惨めに乾燥していた(e)(雑記2017.4.28)。 ハイカーのほとんど入らない外山沢本流をか細い踏み跡をたどって遡ってみた。鹿の群れがのびのびとくつろいでいた。この谷も水流は例年よりずっと少なかった。 |
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今の時期にしっかり雨が降ってくれないと6〜7月はキノコ不作になること必至だ。 | |||||||
キツネノワンがでてきた | |||||||
ゴールデンウイーク狂騒曲が終わりを告げはじめたので、今市から奥日光に向かう国道120号線に入った。魔の神橋交差点は無事に通過。いろは坂にかかる手前の国道脇にクワの樹がある。例年今頃になるとキツネノワンとキツネノヤリタケがでる(雑記2016.5.11)。 今年の発生状況はどうだろうかと思っていたが、キツネノワンが沢山でていた(a〜e)。特に成熟した朔をつけたコツボゴケ(f)の間から出ていたものは、両者の対照がとても見事だ(c, d)。ていねいに周辺を見て回ったが、キツネノヤリタケはまだ一つも出ていなかった。 |
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先月21日から東武日光線のダイヤが改正になり、最寄り駅の明神に停車する区間快速が廃止になってしまった。新型特急リバティの運行開始に伴う措置だが、明神駅利用者にとっては改悪だ。東京に出るのに乗り換え回数は増え、従来よりも時間がかかるようになってしまった。 | |||||||
ひどい乾燥、きのこ少なし | |||||||
地元紙によれば連休中の日光の観光客数は例年の2倍以上だという。確かに主要幹線は終日渋滞していた。一方、観光とは縁のない農村地帯は車も少なく静かだった。自宅から5Km圏はすっかり乾燥気味だが、かろうじてアシナガイタチタケがでていた(a〜c)。 昨日朝7:40頃家を出て会津西街道(国道121号線)を北上し五十里ダムの10Kmほど先まで行ってみた。往きは渋滞もなく順調に車を進めることができた。例年桜のハルシメジが出る公園などに立ち寄ったが、どこもすっかり乾き切っていてきのこの姿はほとんど見られなかった。出会ったjきのこといえば、たった一本のアミガサタケ(d)、一ヵ所にだけ出ていた数少ないエツキクロコップタケだけだった(e, f)。どうやら連日の雨不足が大きく影響しているようだ。 am9:00前には帰宅の途についたが、すでに鬼怒川温泉周辺から南側では南下する車の渋滞が始まっていた。そこで狭い裏道を選んで渋滞ヵ所を抜けて渋滞の先にでた。今市周辺に近づくと混雑はまださほどではなかった。午後から夕方には延々と渋滞したという。 |
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自宅の近郊、朝の散歩道にて | |||||||||||||
川口市に在住していた頃は、周辺はすべて舗装され住宅とビルばかりで、散歩をしようという気も起らなかった。いわき市在住の折は頻繁に散歩したが、雑木林や里山は少なく、田園地帯がどこまでも広がっていた。その点日光市の現住地は変化に富んでいる。 散歩コースの途中には不思議な踏切がいくつもある(雑記2017.2.20、同2016.12.21)。軽自動車ですら通れない幅の狭い踏切(j)。杉林の泥の小道と畦道とを結ぶ踏切(k)。踏切ではないが、側面を擦りながら軽トラックが何とか通れそうな狭い狭いガード(l)。 いまの時期、道端にはイチリンソウ(a)やニリンソウ(b)の混成(c)した群落が続き、杉林の縁にはコシアブラ(d, e)、ハリギリ(f)、ヤブレガサ(h, i)といった山菜がすっかり多きくなった葉を広げている。シオデ(g)は食べごろだ。タラの芽とコシアブラは競争者が多くて、多くは小さな新芽のうちに摘み取られてしまう。今頃残っているのは彼らが採り損ねたものたちだ。 昨日は民宿しんこう苑方面に足を延ばして広い庭を散策した。主たる狙いは桜のハルシメジだったが見つからず、梅の樹下に乾燥したハルシメジをいくつか見つけた(cf:駄言駄菌)。午後は人丸神社周辺の湿地でカンムリタケを観察してから、近くの日光市手岡に住むタヌパックこと鐸木能光さん宅に寄って大規模太陽光パネル設置反対の署名をしてきた。 |
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知人の竹林でタケノコ堀り | |||||||
連休の真っただ中の4日はどこも観光客の車だらけで、特に主要幹線は慢性渋滞の状態が続いている。そこで車での外出は控えて、午前中いつもの散歩コースを6〜7Kmほど歩いた。サクラ、ケヤキ、クワがあれば周辺を重点的に見て回ったがキノコの姿はなかった。 帰路自宅の直ぐ近くまで戻ってきて、知人の庭の竹林をふとみるとタケノコがたくさん出ている。少し分けていただけないか尋ねると、欲しいだけ持って行ってくださいと、ありがたい返事をいただいた。そこで改めてスコップを持って出直して、7〜8本のタケノコを掘り出した。外側の皮をむいて並べてみた。新鮮で食べごろの旨そうなタケノコばかりだ。夜、焼いて食べた。 |
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3日の日光は終日穏やかなよく晴れた行楽日和だった。銭湯(市営温泉)はとても混んでいた。 | |||||||
連休本番の日光だいや川公園 | |||||||
ゴールデンウイーク本番の3日はさすがに日光周辺の道路は多くの幹線で帰省客や観光客の車列が延々と続いていた。日光宇都宮道路のインター周辺の混雑は凄まじかった。観光客の目的地は神橋周辺や鬼怒川方面あるいは奥日光らしかった。日光だいや川公園にやってきていた車は大部分が地元車だった。天気もよく子連れ家族の姿が目立った。 これまでの雨不足の影響で、園内の小さな川に水流の見られるところはごくわずかで(c)、大部分の場所では水は全く流れていない(d)。水流の脇にはイチリンソウの群落が広がっているが、アネモネタマチャワンタケはみられなかった(e)。サクラやケヤキのハルシメジも見られない。 園内ではあちこちに森のアスパラ(シオデ)やコシアブラが大きく育っている姿が見られる(f)。不思議と誰も食べ頃に採取しなかったようだ。 |
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出始めたばかりのテンガイカブリ | ||||||
午前中に福島県の棚倉町を目指してのんびりと出発した。遅い時間帯に家を出発したのでさすがに交通量が多かった。栃木・福島県境の戸中峠を越えて棚倉町に入ると、先週はほとんど開いていなかった桜が満開となり、河原の緑も濃くなっていた(雑記2017.4.26)。 川べりの山桜の周辺をていねいに探してみると(a)、テンガイカブリがいくつか出始めているのを確認できた(b〜d)。発生が例年よりも10日ほど遅い。あと1週間ほどすると多数出てくるのかもしれない。採取できたのは若い菌ばかりだった(e)。 |
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川辺にはイチリンソウやニリンソウがいたる所に広がって花をつけていたので、周辺をじっくり探してみたが、アネモネタマチャワンタケにはであえなかった。そのかわりに、食べごろのコゴミを多数採取することになった。 | ||||||
連休の谷間の龍王峡にて | |||||||||||||
今年のゴールデンウイークの本番は5月3日から7日のようだ。この時期には観光地に近寄ると渋滞に巻き込まれること間違いない。そこで1日に鬼怒川渓谷の龍王峡を歩くことにした。通勤時間帯の龍王峡駐車場では車は少なかった(a)。渓谷では新緑が目にまぶしくなってきた(b, c)。早朝の龍王峡にはなぜか韓国や台湾、上海からの観光客のバスが目立つ。この日もあちこちで群れて写真を撮っていた(d)。お目当ては渓谷美のようだ(e)。 遊歩道を歩くと、小さな池や水たまりにサンショウウオの卵塊がみえた(f)。さらにややよどんだ小さな水流にはカンムリタケが出ていた(g)。アカマツの葉やマツボックリから出ているようだった(h〜j)。そのすぐ近くのコケの中からはフユノコガサも出ていた(k, l)。 |
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午後というか夕方近くに、やしおの湯に行った。日光駅から神橋へ続く観光中心街の見物を兼ねて。駅前は大勢の観光客が溢れていたが、通りの車は思いの他少なかった。神橋もすんなり通過できた。市営温泉には地元の銭湯客は少なく観光客が多かった。 | |||||||||||||
日光スギ並木街道再発見 | |||||||
書き忘れていたメモ。花粉症の人たちからは嫌悪されている日光杉並木街道だが、6月になると決まってミヤマトンビマイが発生する。昨年までは人の背丈くらいの場所に上がり降りしてきのこを探すことが多かったが、いちいち上がったり降りたりがめんどうだった。探すのに手間がかからず、歩きながら左右を眺めればよい場所が、あちこちにあることを再認識した(a〜f)。
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ようやく軟質菌がでてきた:シイタケほだ場 今年は冬場に山間部の積雪こそ多かったが、1月からの降雨量があまりにも少なく、平地はどこもかなり乾燥している。シイタケほだ場の古いほだ木も湿り気が足らずに、出ているキノコといえば相変わらず硬質菌のホウロクタケとダイダイタケばかりだった。つい最近まで、それ以外のキノコは非常に発生が悪かった(雑記2017.4.15)。ようやくフクロシトネタケの仲間とニガクリタケが少し育ち始めた。例年よりかなり遅い(同2016.4.14)。 |
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