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日( )

2018年3月20日(火) 白鳥も大方は北へ帰って行った
 昨日朝日光だいや川公園を散策した。草の緑はまだだが、コケの朔が美しい。コケの山から食べごろになったフキノトウがいくつも出ていた(a)。杉林の脇ではキクザキイチゲが咲き誇っていた(b)。トンボ池ではリュウキンカ(c)やらミズバショウ(d)が盛りを迎えていた。
 鬼怒川に行ってみると、まだ北帰行に旅立っていない白鳥が一家族3羽だけ残っていた(e)。毎年みている保護観察員の話では、今年は150羽ほどやってきたが、大部分は今月初め頃までには北へ旅立っていったということだった。残りの3羽も来週中には旅立つだろうという。
 臨家の田んぼにもトラクターが入り、いよいよ田植に備えた準備が始まった(f)。
 
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2018年3月19日(月) 益子の森から根本山自然観察センターへ
 暖かな日曜日だった。朝食後にのんびりと益子を目指した。県立自然公園益子の森では遊歩道の杉林にキチャワンタケが多数でていた(a〜c)。陶芸工房つかもとや益子共販センターなどで、陶芸品を鑑賞してから真岡市の根本山に向かった。途中の益子道の駅ではヘリコプターの遊覧飛行をやっていた。
 根本山自然観察センターに立ち寄った。館内の書架に並べられた蔵書をみると、「冬虫夏草生態図鑑」や「北陸のきのこ図鑑」など思いがけない図鑑が並んでいた。これまで各地の自然観察センターやビジターセンターを見てきたが、これらの図鑑類を置いているところは珍しい。
 自然観察指導員のKさんはきのこに深い関心があるという。Kさん、Iさんのお二人としばし楽しい時を過ごした。特に子供たち相手の観察会のあり方などについては、共感するところが多かった。真岡市の井頭公園は少なくとも月に一度は歩いているが、これまで根本山には行ったことがなかった。昨日は根本山自体は歩いていないので、後日歩いてみよう。
 
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(e)
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 昨日は東京でソメイヨシノの開花宣言があったというが、日光では蕾がまだまだ硬い。


2018年3月18日() 今年のヨシ焼きはあまりパッとしなかった
 自宅を暗いうちに出発して例幣使街道から渡良瀬遊水地を目指した。am6:20という早い時刻に到着したので運動公園駐車場(300台)はガラガラだった(a)。予定ではam8:30にヨシ焼きが開始される。朝の運動を兼ねて遊水地周辺を6〜7Kmほど歩いた。am7:30頃には遊水会館駐車場(500台)は既に満車となっていた(c, d)。運動公園の駐車場はその頃になってようやく50台ほど埋まった(b)。運動公園からはヨシ焼きを楽しめる場所までは1〜2Kmほど歩かねばならない。
 前日の雨のためヨシ原は十分に乾燥していなかった。このためヨシ焼き開始時刻が当日朝になって1時間繰り下げられてam9:30からに変更された。見物客たちは堤防上で開始を待っていた(e)。わが家の車は当初運動公園駐車場に駐めていたが8:00頃に遊水会館駐車場に移動した。軽自動車の強みで狭い空間の空きスペースに駐車することができた。
 9:00頃にはすぐ近くで見られる場所には隙間もないほどビッシリと人の列ができていた(f〜h)。大型三脚に超望遠レンズを据えたカメラマンが多数見られた。開始時刻になると、遊水地全域のあちこちから一斉に火の手があがった(i)。しかし、地面は濡れヨシは湿りきっているためか、一向に燃え広がらない。一瞬燃え上がったと思うと(j)、すぐに消えてしまう。このためいつになっても威勢よく燃え上がることがない。十分に乾燥していれば一斉に全域が火の手に包まれて壮観だという。今年のヨシ焼きは予定の半分ほどが焼かれた状態で終わってしまいそうだ。
 
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 道路が混雑するのでam10:40頃には駐車場を後にした。しかし既に周辺の道路では渋滞が始まっていた。来年は威勢よく燃えている(はずの)昼頃に到着するように行ってみよう。

 今朝の下野新聞によれば渡良瀬遊水地の予定ヨシ原1500haのうち900haを焼いたという。



2018年3月17日() 黄褐色の悪魔の粉
 一昨日からプリウスの上に降り積もっていた杉花粉は、昨日午前中の雨でいったんすべて洗い流された。雨の直後には車は本来の黒色を取り戻したかに見えた。しかし、その数時間後には屋根からフロントガラス、リアガラス、サイドガラスに至るまで、再びしっかりと黄褐色の粉に覆われていた。ドアを開閉すると車内にも黄褐色の粉が舞い込んでくる。
 日光に転居して三度目の杉花粉シーズンを迎えるが、ここまでひどい飛散は一度もなかった。TVの花粉情報では連日「非常に多い」と表示されている。街中では帽子をかぶりマスクをした人がやたらに目立つ。杉並木ではしばしば花粉が舞い上がり視界が悪くなる。
 車に付着した黄褐色の粉に指先で触れるとベッタリと付着する。それをスライドグラスになすりつけて、顕微鏡で覗いてみた。過去に何度も見ている花粉だがあらためて感心するばかりだ。
 
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 今日はこれからやじ馬として渡良瀬遊水地のヨシ焼きの見物に出発。あちこちから多くのやじ馬が集まるので、駐車場の確保が最大の問題だ。


2018年3月16日(金) 朝の散歩コースにて
 昨日の朝も初夏のような陽気だった。自宅の一階は日当たりがとても悪いせいもあって、晴れた日などは外より室内の方がはるかに気温が低い。昨日朝も薄手の風よけジャンパーを着て歩き出したが、たちまち汗をかき暑くなった。3月に初夏の陽気とは!
 それでも春になるのは意外と遅く、ようやく白梅が咲き始め、山茱萸(サンシュユ)が満開になってきた。路傍ではフクジュソウが最盛期をむかえ(a)、フキノトウが顔を出し(b)、オオイヌノフグリがいたるところで大群落をなしている(c)。さくらの蕾はまだ非常に小さい。
 杉花粉の飛散は相変わらずすさまじく、1時間ほどで車のフロントガラスは花粉で彩られてしまう(d)。霜でも降りたりすれば花粉はベッタリと付着する。
 昨日は近くの板橋バイパス交差点角にツルハドラッグが新規開店した(e, f)。散歩の帰り道に寄ってみた。駐車場には溢れんばかりの車がいて、店の中は混みあって、レジに並ぶ行列が長く伸びていた。商品棚には花粉症関連の薬が山のように積まれとてもよく目立った。
 
(a)
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 ツクシンボウはまだとても小さく、顔を出したものはすべてが食不適な個体ばかりだった。


2018年3月15日(木) 尚仁沢遊歩道は春まだ遠し
 昨日は初夏の陽気だった。前日も暖かかったがそれをはるかに超えた。塩谷町の尚仁沢遊歩道を散策したが、谷筋にはまだほとんど緑色はなく、茶褐色の風景が広がっていた。
 きのこの姿がみられるのはまだまだ先だが、湧水群の周辺は水草の緑が鮮やかだった。出会ったきのこといえば、干からびた硬質菌少々と、やや乾燥気味のセンボンクヌギタケ(b, c)、かなり乾燥して腐敗の始まったエノキタケ(d, e)だけだった。倒木の表面ではコケの春が始まっていた。いろいろな種類のコケが胞子体を伸ばし始めていた(f)。
 
(a)
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 今年の杉花粉の飛散量は尋常じゃない。このところ車のフロントガラスやリヤガラスは拭き取っても拭き取っても黄色い粉が降り積もって曇りガラス状になる。杉並木を走っているときなど、少し強い風が吹くと花粉が煙幕のように漂うのが見える。


2018年3月14日(水) マツカサキノコモドキ:日光市運動公園の松林
 昨日はとても暖かい一日だった。午前中はプリウスの六ヶ月点検のため近くのディーラに行き、本を読みながら点検が終了するのを待った。午後日光市運動公園の松林を歩いた。多数の球果が落ちていたが、地中に埋まった松果からマツカサキノコモドキが多数でていた。
 このきのこは関東地方では初冬から初春の頃に出るきのこだが、日光の冬は気温が低く地面が凍結しているので、1〜2月にはほとんど見られない。つい最近まで松林にきのこのすがたは全くなかった。先日の雨と最近の暖かい陽気のせいか急に発生し始めた。
 
(a)
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 二宮林のHelotiales(ビョウタケ目)
 一昨日二宮林で杉枝から出ていたHelotialesのきのこ(g)を切り出してみた。現地では当初チャワンタケの仲間かと思ったが、帰宅後子嚢の先端を見たところ、蓋はなく肥厚したアミロイドの孔があった。最初に水で(h)、ついでメルツァー試薬で封入し(i)、対物20倍で覗いた。対物レンズを油浸100倍にすると、子嚢先端の肥厚した孔が青く染まっていることがよくわかる(j, k)。側糸は糸状(k)。面白半分に押しつぶしてみると、あちこちに単体の子嚢が散らばった(l)。
 
(g)
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(i)
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(k)
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(l)
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 マツカサキノコもどきとニセマツカサシメジとの比較は雑記2005.11.13に詳細に記しているので、今回の検鏡結果は今日の雑記では表示しなかった。


2018年3月13日(火) 杉林にきのこが出始めた:史跡 二宮林
 栃木県内には二宮尊徳の像がとても多い。彼の勧めで広範囲に杉が植林されたわけだが、いまや時代は変わり大量の杉花粉に悩まされる地域になってしまった。特に今年の杉花粉の散布はすさまじい。自宅近郊の土沢地区にも「史跡二宮林」と称される広大な杉植林地が広がっている(雑記2017.12.14同2017.3.10同2017.1.11同2016.3.27)。
 杉植林地には一般にきのこは少なく魅力ある環境とは言い難い。しかし担子菌のHygrocybe(アカヤマタケ属)やMarasmius(ホウライタケ属)、スギエダタケ、ミヤマトンビマイ、子嚢菌でも杉の枝や葉から出るチャワンタケやズキンタケの仲間など、興味深いきのこも見られる。
 昨日朝はJR日光線脇の道を散歩して二宮林の端から少し植林地内部までを散歩した。カンバの倒木にオツネンタケモドキに似た強靭な肉質のきのこ(b〜d)、小径脇にキチャワンタケ(e, f)、杉枝や葉からはビョウタケ目の仲間(g〜i)などが見られた。
 
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2018年3月12日(月) 第25回篠井うどん祭り:宇都宮市
 宇都宮市篠井の地区市民センターで行われた第25回うどん祭りに行ってみた(a)。会場は自宅からほぼ11Km、車で15分弱の場所にあり(b)、かたくりの湯とほぼ同じような距離だ。会場までの足は車しかなく混雑が予測されていた。まつりは10:00〜13:30だが、9:45から太鼓の演奏があり、9:00には駐車場は埋まってしまう恐れがあるので、8:50頃に会場に到着した。
 300台ほど駐車できるグラウンドにはまだ数十台の車しかみられなかった(c)。開始までは1時間ほどあるので、周囲の酪農家の脇を通って(d)、日光街道(国道119号線)脇に続く桜並木の遊歩道を6Kmほど散策した(e)。9:50頃会場に戻ると既に駐車場はほぼ満杯だった(f)。
 さくら太鼓の演奏のあと開会宣言があり(g, h)、まつりが始まった。真冬のような底冷えのする寒い日だったこともあり、無償で振舞われるきのこ汁にはすぐに長い行列ができた(i)。きのこ汁を食してから、一杯400円のうどんを頬張った(j)。味噌味と醤油味の二種類だけだが、これまたたちまち長い長い行列ができた。11:00になるとガス風船が配られ、ファンファーレを合図に一斉に空に放たれた(k, l)。寒さに震えながら屋外テントの食堂で慌ただしく早い昼食となった。今度は協議会の運営する食堂「榛名」のうどんを食べてみよう。
 
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 今朝もこの時期にしては気温が低く、am4:30にはマイナス4.5度だった。


2018年3月11日() 佐野市木浦原のザゼンソウ
 昨日朝はどんよりと曇っていて時折雨が降っていた。なぜかザゼンソウを見たくなった。先日は大田原市のザゼンソウを見てきたので(雑記2018.2.21)、佐野市のザゼンソウを見に行くことにして(同2017.2.17同2016.1.29)、9時少し前にスバルR2でひたすら県内を南下した。
 現地に到着するまでずっとどんよりとした空で小雨が降っていた。県道を離れて山の中の細い道をたどり10:10頃に現地に到着した。雨は止んでいたが肌寒く、肝心のザゼンソウは檻のなかで極わずかだけが開花していた。最盛期はあと2週間ほど後になりそうだ。それにしても、盗掘から守るとためとはいえ鉄条網のついたコンクリート製の柵は実に味気ない。
 帰路について少し走ったところで蕎麦屋「かみやま」に車を停めた。練馬ナンバーをはじめ首都圏からの車が多数とまっていた。さらに、まだ11:00前だというのに店内にはすでに7〜8組の客がいた。昼食には少し早い時刻とは思ったが、この店で蕎麦を食べることにした。
 日光市の蕎麦店を基準にすると、価格が二割ほど高く、蕎麦の量も二割ほど少なかったが、とても美味かった。驚いたのは若い客が多かったことだ。この店は人家のほとんどない山道を走ってたどり着くようなところにある。12時から数時間は席に着くのにかなり待たされるとのことだった。こんな辺鄙な場所にあるのにと思ったが、店の繁盛はSNSのおかげらしい。
 
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 こけ雑記の観察覚書にイワイトゴケをアップした。この仲間の胞子体に出会ったのは初めてのことで、じっくり観察することができた。


[節目]

2017年1月きのこ雑記 を廃して、日々の雑記 として再出発
 「きのこ雑記」は「こけ雑記」と並ぶサブ・サイトとした
2017年1月こけ雑記 再開
2015年6月26日福島県いわき市から栃木県日光市 へ転居
2012年1月26日埼玉県川口市から 福島県いわき市へ転居
2006年7月こけ雑記 開始 (2011年8月 中断)
2001年4月今日の雑記 開始
2000年11月きのこ雑記 開始

[過去の雑記]

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2009 中下 中下
2008
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