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2002年とは違っていた:山王峠 | |||||||
栃木と福島の県境の山王峠付近、男鹿川の上流地域(a)の林道に入り道脇に車を駐めた。その場所から1.5Kmほど林道を歩く(b)と急な崖を河原に降りる踏み跡がある(c)。このあたりでは2002年の4月10日にオオズキンカブリタケの幼菌が顔を出し始めていた(雑記2002.4.11)。 今年は3月がやけに暖かったから、もしかすると2002年と同様にオオズキンカブリタケが出始めているかもしれない。そう思いながら歩みを進めた。しかし2002年とは大違いだった。急な瓦礫の斜面を降りて(e)幼菌がないか探してみたが、徒労に終わった。新緑には程遠く、わずかな数のフキノトウが少し見られただけだった(f)。 |
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Garminの古いGPS(map60CSx英語版)の地図には平成の大合併前の古い市町村名がローマ字で表記され、わが家の周辺のバイパスや日光宇都宮道路の土沢インターチェンジなどは当然掲載されていない。林道も表示されていないものが増えた。これを何とかしたいと思って地図の更新で悪戦苦闘しているが、いまのところまだうまくいかない。 | |||||||
タイヤ交換をして毘沙門山へ | |||||||||||||
昨日ようやくタイヤ交換をした。am9:40頃、車を交換しやすい位置に移動して(a)、安全靴(b)に履き替え、輪留めをかけて(c)、後輪からジャッキアップした。冬季タイヤ(d)を擦り減ったノーマルタイヤ(e)に交換し、次いで前輪も同様に交換して一段落させた(f)。今年11月の車検までには夏季用タイヤは新たに購入しなくてはならない。
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川原町交差点から大谷川を挟んで北方を望むと、茶臼山(alt 517m)から毘沙門山(alt 587m)への峰々が連なって見える(g)。すでにam10:30頃になっていたが、この山を散策することにして麦茶のペットボトルと飴を五つばかりリュックに収めて、茶臼山登山口に車を停めた(h)。 モカシンに履き替えて急な山道を登り始めた(i)。ヒノキ林のなか全く展望はきかない。見晴台まで来ると(j)、眼下に今市の市街地が見下ろせ、西方には男体山がよく見えた(k)。茶臼山の山頂は平たんで展望はまるでダメ(l)。さらに進むとTV中継塔のある小峰(m)、そこからやや下ると岩の混じった尾根を登りだす(n)。登り続けると固定ザイルを張った斜めの急斜面が現れ(o, p)、上りきると大きなアンテナがあった(q)。そこが毘沙門山の山頂だった(r)。 |
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『栃木の山150』から「茶臼山から毘沙門山への案内」を記したページをコピーしたのだが、持っていくのを忘れて帰宅してから読むことになった。毘沙門山から戻って正解だった。 | |||||||||||||
面白かったミミズの話 | |||||||
栃木県立博物館で自然系テーマ展「ミミズ」が開催されている(3/17〜6/17)。昨日は学芸員の南谷幸雄さん(e)による展示解説が行われたので、その時間に合わせて家をでた。 鹿沼市のパン屋「ベッカライ ディ シュトラーセ」で予約していたクロワッサンを買って、宇都宮市の味噌ラーメン店「幸麺」(a)で昼食をとった。二人で激辛味噌タンメン(b)と味噌ラーメン(c)を食べた。店に入るまで15分ほど待ったが、こってり系の辛味噌麺はとてもうまかった。 県立博物館に到着したのは解説の始まるpm2:00少し前だった。参加者数は予想外に多く30人ほどに及んだ。南谷さんの話はとても面白く、ミミズについてこれまで知らなかったいろいろな興味深い話を聞くことができた。自分たちだけで解説を読みながら展示を見るだけでは得られない貴重な話題がいろいろあった。質問も多く、久しぶりにとても楽しい時を過ごすことができた。 |
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今朝はよく冷えている。am5:00の気温は摂氏1度。一昨日朝(8度)とは大違いだ。 | |||||||
城山で出会ったGalerina(ケコガサタケ属) | |||||||||||||
先日近くの史跡城山散策の折に出会ったGalerinaと思われるきのこを一部持ち帰っていたので、それで遊んだ。ずさんに摘み取ったので、柄の基部は残っていなかった(a, b)。 帰宅後すぐにカバーグラスに胞子紋をとって(c)、それを顕微鏡で覗いた。胞子の画像は、封入液なし(d)、水封(e)、KOHでの封入(f)。胞子表面は微イボに覆われ、胞子盤も発芽孔もない。 ヒダ切片を作って(g)、倍率を上げて先端をみたが(h)、シスチジアの様子はよくわからない。そこでヒダを寝かせて縁をみた。ボテっと厚ぼったくて、縁にシスチジアがありそうだがはっきりしない。そこでフロキシンで染めてみると縁シスチジアが明瞭になった(i)。これをバラして倍率を上げると、フラスコ状で先端が丸くなったシスチジアが見えた(j)。クランプがないかさんざん探したが結局見つけられなかった。担子器の基部にもクランプはなかった。カサ表皮は平行気味に菌糸が走る(l)。担子器の基部にもクランプはなかった。 保育社図鑑に準拠すればケコガサタケ属のフユノコガサ亜属のきのこということになる。 |
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朝近所を散歩の途中で昨日もキジに出会った。このあたりのキジは人を恐れない。この乾燥続きの中でもエノキタケが出ていた。自宅庭のタラの芽が食べごろになってきた。 | |||||||||||||
スギ花粉にまみれた日光だいや川公園 | |||||||
昨日朝日光だいや川公園を散策した。サクラはソメイヨシノはじめヤマザクラやベニシダレなどいずれもほぼ満開だ(a)。このところの雨不足ですっかり乾燥しきっている。モミ樹下にシャグマアミガサタケを探したがやはり見つからなかった(b)。イチリンソウやイチゲの仲間の叢周辺を探してもアネモネタマチャワンタケの姿はなかった(c)。とんぼ池はすっかり緑色になった(d)。 子嚢菌を探そうとイチゲ仲間の群をかき分けると、一瞬大量に胞子のような粉末が巻き上がる。犯人は葉に降り積もったスギ花粉だ。磨いたばかりのチロリアンシューズ(e)を履いてでかけたが、公園の杉林の中を通る遊歩道を歩いたとたんに白い粉に覆われてしまった(f)。この粉を顕微鏡で覗くと、正体が判明した。スギ花粉だった。自宅に戻って再び唖然とした。前日洗車したばかりのプリウスに再び花粉の層ができていて、雑巾で拭くと布が黄褐色になった。 |
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自動車学校での高齢者講習は視力検査と実車運転だけで、座学は検査の合間に流されているビデオを適当に眺めるだけ。視力検査は、静止視力、動体視力、暗闇視力、視野角度の4点。そして実車運転は教習所内を走って、主に注意力をチェックするものだった。この日午後の受講者は3名で所要時間はほぼ2時間、高齢者講習修了証明書を受け取って終わった。 | |||||||
洗車ついでに那須野が原公園を散策 | |||||||
相変わらず連日大量のスギとヒノキ花粉が舞っていて、まるで黄砂が襲来したかのようだ。今年の花粉飛散量はやはり異常としか言いようがない。露天風呂にも「花粉のため足元が滑ります。注意!」の看板がでた。黒色のプリウスは褐色を帯びたおかしな色になり、窓ガラスは曇りガラス状になってきた。こうなるともはや単純な水洗い程度では花粉層を落としきれない。そこで、ガソリンスタンドに行って洗車機に通して洗剤で洗い落とすことにした。 どうせ10Km先のガソリンスタンドまで行くのならと、45Kmほど先の那須野が原公園まで足を延ばした。公園には緑はまだわずかで冬枯れのままだが、さすがに春爛漫で、サクラ、レンギョウ、ユキヤナギ、コブシ、モクレン、ミツマタなどが咲き誇っていた。足元にはスミレ、キクザキイチゲ、シュンランが目立った。アカマツに着いたヒトクチタケはまだ口が開いていなかった。 |
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今日は運転免許更新のための高齢者講習の日だ。会場の日光自動車学校までは自宅からは8.5Km、車でおよそ15分ほどの距離にある。午後半日がつぶれることになる。 | |||||||
栃木県民の森:またもや空振り | |||||||
矢板市の県民の森のモミ林を歩き回った(a, b)。シャグマアミガサタケが出ているはずだとの前提で、主に水流沿いのモミ樹下を探したが見つからなかった。やたらに目立ったのはカタクリ(c)とシカの糞(d)ばかりだった。キブシがよく目立つ花をつけている(e)。この時期ならタニウツギなどと間違えることはない。久しぶりにFrullania(ヤスデゴケ属)のタイ類を採取した(f)。 帰路、今市青少年スポーツセンターのモミ樹下も探してみたがここでも見つけられなかった。3月末から4月のはじめ頃に日光周辺でも必ず発生しているはずだと思うが、いまのところ奥日光(alt 1250m、4月後半)以外の場所では発生場所を見つけられていない。 |
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悔しい、残念!:古典ギリシア語講読会 昨年度(2017年度)で中止と決まっていた「古典ギリシア語初歩文法」という講座が今年も開講される。明治学院大学言語文化研究所の行う「読書会」という位置づけで、受講資格はなく受講料も無料という、いまどき珍しい貴重な講座といえる(雑記2017.4.2、同2017.2.25)。 初歩文法の講座に引き続いて、今年度もプラトン『ソクラテスの弁明』やアリストテレス『魂について』の講読会も行われる。是非ともこの講読会には参加したかったが、昨年東武鉄道の時刻表改定で会場までは片道3時間半以上かかることになった。日光から毎週土曜日に東京白金まで通うのは、悔しいが金銭的・体力的にほとんど不可能だ。 |
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下板橋側からの城山ハイキング | |||||||||||
自宅近くの史跡城山への登山道は、表口にあたる上板橋口と裏口にあたる下板橋口の二つある。多くの人が毎日のように登っているのは上板橋口で、登山口近くには10数台ほど停められる駐車場もトイレある。これまでなんどか登っているが、いずれも上板橋口からだった。 昨日は山の裏側にあたる下板橋口から登った。こちらには標識こそあるが(a)、これといった駐車場はなく、数台ほど停められるスペースが道脇にあるだけで、ここから登る人は少ない。表口同様に杉林の中を登るが、遊歩道は若干荒れている(b)。 遊歩道ではキチャワンタケ(c)、ケコガサタケ属と思われるきのこ(d, e)、乾燥気味のハナビラニカワタケ(f)などに出会った。山頂の四阿の柱に括り付けてある城山登頂記録というノートを開いた(g〜i)。「3月31日 983回目」とか「老兵も頑張るぞ」等あり、いろいろな人生模様が感じられて面白かった。曇っていて景観は楽しめなかったがクサボケが盛りを迎えていた。 |
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朝の城山散策を終えて戻ると、自宅周辺でもソメイヨシノが満開を迎えていた。 | |||||||||||
広義のチャムクエタケモドキ:日光だいや川公園 | |||||||||||||
日光だいや川公園の河川敷寄りの芝広場にはチャムクエタケモドキ(広義)が無数に出ている。いくつか持ち帰ってきたこれらのきのこを久しぶりに顕微鏡で覗いてみた。ヒダは一様に疎だが、ヒダの柄に対する着き方には直生、上生、垂生もあれば、離生もある。胞子紋は2時間ほどでたっぷり落ちた(c)。胞子表面は平滑で発芽孔などはみられない(d)。 ヒダの薄片を切り出し(e)、倍率を上げると縁シスチジアが見えた(f)。カサ表皮を見てから(g)、ヒダの一部をフロキシンで染めKOHで封入して押しつぶした。菌糸にはクランプがある(h, i)。縁シスチジアはいろいろな形のものがある(i〜k)。担子器の基部の様子はよくわからない(l)。 チャムクエタケモドキの和名にはたいていの図鑑ではTubaria furfuraceaをあてているが、どうやら似通った複数のタイプのきのこが含まれているように思える。 [これまでのチャムクエタケモドキ関連の雑記] |
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昼食後に田川の堤で今年四度目のツクシンボウ摘み。ハカマ除りに2時間はかかるほどの量が採れた。3月25日にはチョボチョボだったが、27日、29日には大量に採れた。 | |||||||||||||
モミ樹下にシャグマ探し | |||||||
自宅から30〜40Km圏の比較的標高の低い場所であれば、シャグマアミガサタケがでているはずだ。可能性が高いのは水流近くのモミ樹下だ。そこで昨日は塩谷町の尚仁沢遊歩道を歩いた(alt 700〜850m)。この渓谷にはモミが多いので、ていねいに見て回ったが見つけられなかった。まだ早すぎるのか、あるいはこの場所には出ないのか、わからない。 シャグマはだめだったが、いろいろな花を楽しめた。湧水の源流周辺ではワサビが花をつけていた(a, b)。遊歩道にはカタクリが意外と多い(c)。シュンランの葉は鹿に食われていた(d)。ヤブレガサが食べごろだった(e)。ピスを提供してくれるキブシが花をつけていた(f)。 |
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以前から気になっていたもみじ谷に入ってみた。入口からしばらくは杉林のなかを歩く(g)。足元にはキチャワンタケがでていた(h)。10分ほど進むと急に広葉樹の谷が現れた(i)。右上からは泥岩の崖がのしかかってくる(j)。対岸ではヤシオツツジが開き始めていた。
帰路、ツクシンボウを摘もうと西荒川の堤を歩くとツクシは既に終わっていて、キクザキイチゲが咲き乱れていた(k)。朔をつけたNeckeropsis(リボンゴケ属)が出ているかもしれないと思い(コケ 観察覚書 標本No.1172)、佐貫観音に立ち寄った。朔をつけたものは見つけられなかったが、カタクリの大きな群落が満開だった。自宅近くにはカタクリを楽しめる場所が多い。
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自宅から約6Km車で10分ほどの今市青少年スポーツセンタ(alt 250m)にはモミが多いので、樹下を探してみたが、やはりシャグマは見られなかった。 昨年一年間は当番で地区自治会の班長をやらされていたが、今日の自治会総会が班長としての最後のお勤めとなる。総会が終われば晴れて班長の任務から解放される。 |
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〇 | 2017年1月 | きのこ雑記 を廃して、日々の雑記 として再出発 「きのこ雑記」は「こけ雑記」と並ぶサブ・サイトとした |
〇 | 2017年1月 | こけ雑記 再開 |
〇 | 2015年6月26日 | 福島県いわき市から栃木県日光市 へ転居 |
〇 | 2012年1月26日 | 埼玉県川口市から 福島県いわき市へ転居 |
〇 | 2006年7月 | こけ雑記 開始 (2011年8月 中断) |
〇 | 2001年4月 | 今日の雑記 開始 |
〇 | 2000年11月 | きのこ雑記 開始 |
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