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日( )

2019年10月10日(木) 御幸町から鳴虫山を経て憾満ケ淵へ
 昨日は終日好天だったので鳴虫山を歩いた(a)。am6:00時点で外気温摂氏11.5度、室温14度とこの秋一番の冷え込みだった。am6:30に自宅を出発して、am7:00前に神橋交差点手前の市営上鉢石駐車場に車をとめた(b)。まだ車は少なかった。
 城のような旧日光市役所の前を通り(c)、御幸町の鳴虫山登山口から山道に入った(d)。ここから(e)神主山(f)をへて鳴虫山(h)に至る道はとても緩やかで危険なところもなく家族向きのピクニックコースだ。途中霧降高原の丸山なども展望できる(g)。
 鳴虫山の頂からは女峰山がくっきりみえている(i)。しかし鳴虫山から合峰(j)、独標(l)を経て憾満ケ淵(o)へのコースはトラ紐やザイルを張った足場の悪い急斜面の連続で、随所から男体山を仰ぐことができる(k)が、とても家族向きとは言い難い。
 この日であったきのこはたったの4種だけ。ヌメリニガイグチ?(m)とドクツルタケ(n)、虫食いクリタケ、崩れたツキヨタケだけだった。憾満ケ淵ではダイモンジソウが疲れを癒してくれた(p, q)。神橋交差点を経てam11:00頃に上鉢石駐車場に戻ると満車だった(r)。市営日光温泉で汗を流してam12:00前に帰宅した。
 
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 今朝は外気温が摂氏10度を下回った。室温も13度。しかしこれが例年通りだ。今日は長野県の研究所のSさんと奥日光で探索調査。am6:30には自宅を出発する。週末の台風19号接近が気がかりだが、今日はまだ影響なさそうだ。


2019年10月9日(水) 千手ケ原で出会ったきのこ
 10月7日(月)はシロタモギタケ探しをメインに奥日光の千手ケ原を歩いたが、シロタモギタケ以外にも幾つかのきのこに出会った。そのうちから九つほど取り上げた。
 西ノ湖入口でバスを降りると足元にカラカサタケが幾つか出ていた(a, b)。そのすぐ脇の立ち枯れの根本にはナラタケの仲間がびっしりとついていた(d, e)。小雨の降る暗い森の中でスギタケモドキが幼菌から老菌まで出ていた(e, f)。西ノ湖近くの遊歩道脇にはコタマゴテングタケが群生していた(g, h)。
 千手が浜の遊歩道ではクリタケ(i, j)、トビイロノボリリュウタケ(k, l)があちこちに大量に出ていた。すぐ脇にまだタモギタケが少しばかり残っていた(m, n)。雨に濡れてヌメリスギタケモドキはまるで別のきのこのように見えた(o, p)。ホコリタケの仲間は多くが幼菌のようだった(q, r)。
 他にもオオワライタケ、ヒトヨタケ、アカチシオタケ、ニガクリタケなど8〜10種ほどが見られた。今年はついにオドタケもニカワウロコタケも見つけられなかった。
 
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 今日は終日乾燥して穏やかな晴天が続くという。どこか近くの山でも歩いてこよう。


2019年10月8日(火) やっと出会えたシロタモギタケ
 先月後半から何度かシロタモギタケを求て奥日光を歩いた。例年だと9月10日頃には出始めるのだが、今年はきのこの発生が極度に悪く何度も徒労が続いていた。昨日赤沼バス停から始発のハイブリッドバス(am8:10)に乗って千手ケ原に入った(b, c)。
 往復ともハイブリッドバスを利用したのは今シーズンでは初めてのことになる。西ノ湖入口でバスを降り、西ノ湖の対岸や千手ケ原の中をうろうろ探して歩き、最後に再び途中からバスに乗って赤沼駐車場に戻った(a)。終日どんよりした曇り空で時折雨も降り、気温は摂氏8〜12度で肌寒く汗をかくことは全くなかった。
 ハルニレ老木の高い所にカサ径18cmほどの大きなシロタモギタケを見つけた時はほっとした(d)。長い木の枝などを利用して何とか採取した(e, f)。複数個体を見つけたいと思い歩き回ったが、出会えたのはこれ一つだけだった。
 この日出会った他のきのこについては明日か明後日にでも取り上げようと思う。
 
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 例年だと千手ケ原周辺は紅葉がかなり進んでいるのだが、今年はカラマツすらほとんど紅葉していない(g)。遊歩道脇には夏の花であるカントウヨメナ(i)やヨメナ(j)ばかりが一面に群生(h)していて、秋の花はほとんど咲いていなかった。
 西ノ湖の水量が急激に少なくなり始めて、昨日は先月末までは湖底だったところを歩いて対岸に渡れた(k)。千手が浜に出ると湖面は静かだったが、男体山はすっかり雲の中だった(l)。昨日も50人以上が男体山に登っているがずっと雨の中だったろう。


2019年10月7日(月) 県立公園でマイタケ:真岡市井頭公園
 昨日は前夜から強い雨となり、am10:00頃に霧雨になった。南の方では雨は止んでいるだろうと、真岡市の井頭公園に向かった。ところが、南下するにつれ雨は強くなり、井頭公園に着いた時には土砂降りだった。
 強い雨のためかam11:00過ぎの北口駐車場にはわずかの車しかなかった。せっかく来たのだからカサをさして歩いてみることにした。シロツルタケ(g, h)、チチタケ属(i, j)、フクロツルタケ(k, l)、オニタケ(m, n)、ウスヒラタケ(o, p)、モリノカレバタケばかりで他のきのこはほとんどなかった。路面の縁は水溜まりだらけになっていた。
 正午過ぎ頃から雨は小降りになってきた。芝生広場の方へ向かって歩いていくと、コナラの立ち枯れの基部にマイタケが出ていた(a〜c)。新鮮なとても良い状態だったので持ち帰ることにした。芝生広場と桜の根本にはナラタケモドキが群生していた(d〜f)。
 マイタケの近くにはツリガネニンジン(q)やイヌコウジュ(r)がかれんな淡紫色の花をつけて一面に群生していた。他にこれといった野草の花はなかった。
 
(a)
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 帰路、猛烈に激辛ラーメンを食いたくなり、宮環沿いの「みそいち」で辛味噌らーめん激辛を食べてしまった。宇都宮で一度止んだ雨は日光に戻るとまた降っていた。


2019年10月6日() 日光だいや川公園:「秋のきのこ」の鑑定会など
 昨日は早朝から好天で、気温が真夏並みに上がった。am8:30頃に日光だいや川公園の大駐車場に車をとめると、男体山や女峰山が青空の下にくっきりと姿を見せていた。鑑定会は10:00開始なので園内を少し歩いてみた。ほとんどきのこはなかろうと思っていたのだが、意外と多くのきのこが出ていた。その一部を以下に掲げた。
 シャカシメジの幼菌がコケを突き破って出ていた(a)。サクラシメジが乾燥でカサにひび割れを起こしていた(b)。遊歩道の両脇には7〜8ヵ所にハタケシメジの株が見られた(c, d)、アセタケの仲間(e, f)やベニタケ類、チチタケ類、キツネタケ類はあちこちに多数出ていた。フジウスタケも相変わらず出ていた(g)。
 鑑定会は40分間ほどのスライド解説のあと、屋外に出てきのこを採取して(j, k)会場に持ち帰り、同定作業(l)と講師のコメントに終わる2時間ほどのものだ。講師は(株)北研会長の川嶋さん(h)、同社の専門職の大前さん(i)。今回は栃木県きのこ同好会の採集会と重なったために参加者の顔ぶれがいつもとはかなり違っていた。
 スライドはリピーターが半数以上との想定のもとに作成されていたらしく、今回の参加者には少し難しかったようだ。それでも皆さん鑑定会を楽しんでいた。昼頃には高い山はすっかり雲に覆われて、男体山も女峰山も裾野しか見られなくなっていた。
 
(a)
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(c)
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 11月3日といえば遥かに先のこと、近くなったら準備を始めればよいと思っていた。ふとカレンダーを見ると4週間もするとその日が来る。来週、再来週にもいろいろな予定が入っていて、自宅で作業できるゆとりはあまりないことに気づいた。


2019年10月5日() 早朝の龍王峡散歩で出会ったきのこ
 昨日は午前中ずっと本格的な雨。このところどこへ行っても地面はカラカラに乾いていたから、どうやらこの雨でようやくきのこも潤うことだろう
 一昨日の早朝まだ観光客が全く来ていない時間帯に友人と二人で龍王峡を散策した。ここでも前日に憾満ケ淵で出会ったダイモンジソウが見られた(a)。その近くには黄色い大型のイグチ(b)、フクロツルタケ(c)、ナラタケの仲間(d)、シロヤマイグチ(e)が出ていた。少し歩くとチチタケ(f)、ウラグロニガイグチ(g, h)、アミタケ(i, j)、カバイロツルタケ(k)などが出ていた。コウボウフデはすっかり成長して胞子をまいていた(l)。
 
(a)
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 灯台下暗し:シロホトトギス
 午後になって雨が上がったので散歩に出た。城山の麓でふと右脇に視線を移すと、なんとシロホトトギスが20数本花をつけていた(m〜r)。こんな近くに出ていたなんて、これまでなぜ気づかなかったのだろう。きっと歩くことにしか関心がなかったのだろう。
 
(m)
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(o)
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(q)
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 今日は宇都宮大学の船生演習理で栃木県きのこ同好会の観察会が、一方日光だいや川公園ではきのこ鑑定会がある。いずれもきのこの発生は芳しくなかろう。どちらに出席しようか迷ったが、日光だいや川公園の鑑定会に参加することにした。


2019年10月4日(金) ダイモンジソウの大群落:憾満ケ淵
 日光の名勝憾満ケ淵にやってくる観光客には西欧系の外国人がとても多い。SNSによる影響かもしれない。彼らに人気のあるのは遊歩道周辺のわび・さび(侘・寂)を感じさせる雰囲気と並び地蔵(化け地蔵)(a)で、淵の造形美が次にくるらしい。
 今週は朝二回ほど憾満ケ淵を散歩した。一度目は独りで、二度目は友人と二人で。昨年までは気づかなかったがダイモンジソウの大群落があることに気づいた(b)。岩の上から一本だけ出ている株もある(c)。花の形は確かに「大」の字を想起させる(d)。
 ホトトギス(Tricyrtis hirta)(g, h)とシロホトトギス(T. hirta f. albescens)(i, j)が駐車場のすぐ脇にでていた。純白のホトトギスはとても印象的だった。日光でシロホトトギス(あるいはシロバナホトトギス)を見たのは昨日が初めてだった。
 遊歩道の脇にはハタケシメジ(e)やナラタケ類(f)が出ていた。男体山に登った前日にこれらのきのこを採集しておいた。採集したきのこは虫抜きして(k)、男体山から降りてきた日の夕食で鍋の具になった(l)。これらのきのこからはよいダシがでていた。
 
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 昨日は早朝友人と二人で龍王峡を散策した。その時に意外と多くのきのこにも出会った。それについては明日の雑記にメモとして残しておくことにした。
 「たわごと」に「今年は男体山によく登っている:10月3日」を追加した。


2019年10月3日(木) 終日天候に恵まれた男体山登山
 昨日東京からやってきた友人二人と一緒に男体山に登った。
 二人とも前日にやってきた。朝5:20頃に自宅を出発して、am6:00頃に中禅寺湖畔の二荒山駐車場に到着した。まずは二荒山神社で登拝手続きをしてから(a)am6:20頃歩き出した。長い階段を抜け、ブナ帯を進み(b)、四合目の鳥居を抜けると山道らしくなってきた(c)。六合目から(d)七合目の岩場を過ぎ(e)、八合目の滝尾神社を過ぎると(f)、山頂直下のザレた溶岩地帯となる(g)。am10:20頃山頂に到着(h)。この日は終日好天で山頂からは標高で1,000mほど下に位置する中禅寺湖をはじめ(i)、周囲の展望は素晴らしかった。山頂で45分ほどのんびりして昼食をとり、am11:00頃に下山開始。pm1:50頃にスタート地点に戻ると、まだ山頂にはほとんど雲がかかっていなかった(j)。
 和の代温泉かたくりの湯でのんびり汗を流してから自宅に戻った。エビスビールで乾杯をして一休みしてから解散した。終日好天に恵まれ楽しい山登りができた。神社を出発時するときデータロガーをセットしたにも関わらず、また車の屋根に置き忘れて歩き出してしまった。下山して車に戻ると、データロガーが空しく待っていてくれた。
 
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2019年10月1(火) 野草散歩のついでにきのこ (2):日光だいや川公園
 先月28日の日光だいや川公園での野草散歩の続き。朝晩の気温が摂氏15度を割るようになったので、もうネジバナは花季を終えたとばかり思っていたが、あちこちに点在していた(a, b)。公園の小川のほとりにはミゾソバが咲き誇っていた(c, d)。
 日光だいや川公園ではこれまでボロギクの仲間にほとんど出会っていない。昨日は目を凝らして探してみた。出会ったのはダンドボロギクだった(e, f)。ノボロギクやベニバナボロギクには不思議と日光ではこれまで出会っていない。
 シワチャヤマイグチ(g)がまだでている。ドクツルタケ(h)、ワタカラカサタケ?(i)、小さなハタケシメジ(j)はそれぞれ一ヵ所でだけ出会った。キシメジ属と思われるきのこが群生していた(k, l)。キヒダマツシメジは見られるが(m, n)、今年はカキシメジには出会っていない。フジウスタケ(or オニウスタケ)もまだ健在だ(o, p)。今年はクロカワは不作で小さいまま成菌になり(q, r)、そのままの大きさで老菌になっている。
 昨日午前中に栃木県民の森を歩いたが、きのこの姿は全くなかった。これといった自分にとって未知の野草(花の咲いたもの)もなかった。
 
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 ネジバナ(a, b)だが、一昨日赤薙山からの帰路立ち寄ったやしおの湯の駐車場にもまだいくつも咲いていた。


[節目]

2018年5月26日浅井淑子 交通事故に遭い死亡
2017年1月きのこ雑記 を廃して、日々の雑記 として再出発
 「きのこ雑記」は「こけ雑記」と並ぶサブ・サイトとした
2017年1月こけ雑記 再開
2015年6月26日福島県いわき市から栃木県日光市 へ転居
2012年1月26日埼玉県川口市から 福島県いわき市へ転居
2006年7月こけ雑記 開始 (2011年8月 中断)
2001年4月今日の雑記 開始
2000年11月きのこ雑記 開始

[過去の雑記]

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