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日( )

2019年9月30日(月) 霧ヶ峰から赤薙山ハイキング
 昨日霧降高原から女峰山の前衛の山である赤薙山まで歩いてきた(a)。山歩きの予定はなかったので、自宅を出発したのはam7:45だった。この時間の出発だと女峰山まで行くのは無理なので、赤薙山と丸山を歩くことにした。霧降高原(キスゲ平園地)の駐車場に着いたのはam8:25だったが、まだ第一駐車場に停める余地があった(b)。
 展望台のある小丸山(f)までは1,445段の木製階段が延々と続いている(c, e)。40人ほどの中高年の大集団がいたので、途中から階段を避け丸山を見ながら別の道を歩いて先に出た(d)。階段には何段目かの標識があり、終点の標識も着いている。
 小丸山から赤薙山までは緩やかな笹薮の道が続き(g)、山頂近くになると急斜面となって(h)、やがて展望のない赤薙山山頂となる(i)。さらに100mほど進むと前方に女峰山などが見える(j)。ここで引き返して途中から丸山に向かった(k)。
 ところどころに早くも鮮やかに紅葉した樹木もあり(l)、やがて丸山山頂に着く(m)。山頂は広く先ほど登った赤薙山も見える(n)。下には先ほど車をとめた駐車場も見える(o)。ここでコンビニで買った海苔巻きの昼食をとってから下山の途に就いた。
 笹の茂るカンバ林(p)を抜けると広大な八平ヶ原(q)を経て、歩きにくい岩場の沢を越えて、am12:30に再び駐車場に戻った(r)。
 
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 ずっと以前、まだ木製階段のできる前、埼玉県に住んでいる時に二回ほど霧降高原から女峰山に登ったが、階段ができてから歩くのは今回が初めてだった。帰路やしおの湯で汗を流してから帰宅した。自宅に着いたのは14:00だった。


2019年9月29日() 野草散歩のついでにきのこ:日光だいや川公園
 昨日は朝の散歩の舞台を日光だいや川公園にした。野草の図鑑3冊をウエストバッグに収めて公園内の草刈りをあまりしていない領域を中心にのんびり歩いた。
 2時間半ほどかけて園内を回ったが、あいにくこれといった目新しい野草に出会うことはできなかった。せっかく持って歩いた図鑑を取り出して確認するチャンスはなかった。その一方で、まだまだ予想外にいろいろなきのこが出ていることに気づいた。ただ秋のきのこはまだ少ない、というか今年はあまり出ていない。
 圧倒的に多いのはケシロハツ(a, b)、ツチカブリ(c, d)、ヌメリイグチ(e, f)で園内のいたるところで見られた。さすがにいわゆるチダケ(g, h)は少なかった。ようやくフウセンタケの仲間も顔を出し始めていた(i, j)。興味深かったのは、例年必ず見られるヤグラタケが今年は全くみられず、クロハツモドキの上には何も乗っていない(k)。
 マイタケがコナラ老木の基部に出ていたが、半分ほどむしり取られていた(l)。きっと見つけた人がマイタケか否か迷って一部だけ採取したのだろう。
 
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 マメ科の野草(Lespedeza sp.)がハイゴケの中に群生していたが(m)、ヤハズソウなのかマルバヤハズソウなのかわからなかった。葉先をそっと引っ張ると矢筈の形に切れ込んだ(n)。そこで柄に生えた毛をルーペで見ると、いずれもみな下向きに生えている(o)。ということはこれはヤハズソウ(L. striata)のようだ。
 ゲンノショウコが実をつけ始めているが(p)、まだ弾けて神輿形になったものはなかった(q)。一般に関東から東では白色の花を、西では紫紅色の花をつけるというが、これまでは埼玉や日光では白色の花しか見たことがなかった。昨日の日光だいや川公園では紫紅色の花をつけた株をいくつか見かけた(r)。


2019年9月28日() 宇都宮市の長岡緑地と長岡公園にて
 県立図書館から借りている本が返却日を迎えたので宇都宮まで出た。どうせ宇都宮にいくのならと、途中で長岡公園の駐車場に車をとめた。緑地と公園内を1時間ほど歩いてみた。結構いろいろなきのこが出ていた。
 ナスコンイッポンシメジに出会ったのは久しぶりだった(a, b)。湿地帯の斜面にシロケシメジモドキが大きな群落をつくって出ていた(c〜e)。印象的だったのはこの二つだが、他にもウスキモリノカサ(f)、タマゴタケ(g, h)、テングタケ(i)、アカヤマドリ(j)、アイタケ(k)、コウモリタケ(l)など10数種類のきのこに出会った。
 しかし圧倒的に多かったのはケシロハツモドキ(あるいはツチカブリ)でいたるところに見られた。これはみのりの森や文化の森(雑記2019.9.26)でも同様だった。

 昼食に宇都宮の幸麺激辛味噌タンメンを食べた。このところずっとラーメンが食いたかったがずっと我慢していたのでとても美味かった。しかし代金は940円と贅沢だ。これはふだんの4食分の値段、今日は食事代を切り詰めなくてはならない。
 

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 夏に花季を迎えていた野草が結実して、色々な色の実をつけ始めている。長岡緑地でも多くのヤブミョウガ暗青紫色の実をつけているのがよく目立った。


2019年9月27日(金) 5ヶ月ぶりのトレーニングルーム
 昨日の早朝、コウボウフデの成長具合を確認するために龍王峡に行った。9月6日、同17日に引き続いて三度目になる。6日に菌蕾だったものは(雑記2019.9.7)、多くが17日には柄を延ばし始めていたが(同2019.9.19)、昨日は多くが成菌になっていた。今年のコウボウフデはどちらかといえば柄が短くてズングリした姿になっている(a〜d)。

 午後昼寝をした後に久しぶりに大沢のトレーニングルームで40分ほどマシンに取り組んだ。前回行ったのは4月21日だから5ヶ月ぶりということになる(同2019.4.22)。
 トレーニング終了時に計測した体組成計をみると、それ以前の数値(例:2019年3月)と比較して、体脂肪率が2.3%ほど増え、筋肉が2Kgほど落ちていることがわかる。身体年齢も昨年春頃までは58〜61歳だったのが、昨日は63歳となっていた(f)。
 最低でも週に2回以上トレーニングを続けないと効果はないので、5ヶ月も明ければその効果は論外だ。早朝の城山登降をトレーニングの代用にしてきたが、このところそれも週に1〜2回程度しかやっていない。これでは筋肉の回復は望むべくもない。
 

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(e)
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(f)
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 今日は図書館から借りている本の返却日。宇都宮まで行かねばならない。せっかく宇都宮まで出るのだから、途中の緑地や公園にも寄ってみよう。


2019年9月26日(木) 宇都宮市 みのりの森と文化の森にて
 宇都宮市の道の駅ろまんちっく村の「みのりの森」と宇都宮美術館に隣接する「うつのみや文化の森」を散策した。予測通りどちらの公園でもきのこの姿は非常に少なく、両公園あわせてわずかに8〜10種ほどの軟質菌がみられただけだった。
 出会ったのは、白色系のテングタケ属(a)、アイタケ(b)、柄の網目が特徴的なイグチ(c, d)、フクロツルタケ(e)、ツルタケ系のきのこ(f)、キツネタケの仲間(g)、ヒメコナカブリツルタケ?(h)と干からびた白色系のベニタケ科のきのこだけだった。
 きのこは楽しめなかったが、いわゆる雑草、つまり野草はいろいろ楽しめた。少し前まで最盛期だったホトトギスの花は急激に少なくなった(i)。ヌスビトハギはほとんどがひっつき虫状態になり(j)、キツネノマゴは足元一面に広がっていた(k)。イモムシのような姿のスズメノヒエもメヒシバの間に多数でていた(l)。
 
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 昨日昼頃に新潟からNさんがやって来て、今年収穫したばかりのコシヒカリを持ってきてくれた。昼食には自宅でゆでた蕎麦を二人で食べた。Nさんは忙しそうに次の目的地である栃木市に向かった。明日から仕事が猛烈に忙しくなるという。


2019年9月25日(水) 龍頭の滝から千手が浜へ:徒労の一日
 昨日の午前中に奥日光の千手が浜周辺でシロタモギタケを探したが、結局ひとつも見つけられなかった(a)。出費を押さえなくてはならないのでハイブリッドバスを使わず往復とも自分の足で歩くことにして、am6:30に龍頭の滝駐車場に車をとめた。こんなに早い時刻に来る観光客などいないので、駐車場には自分の車だけだった(b)。
 湖岸の遊歩道に足を踏み入れ(c)、数分ほど歩くと通行止めの表示(d, e)。9月5日から通行止めになったらしいが、既に20日間も経過しているのでなんとか通れるのではあるまいかと思い無視して先に進んだ。落石ヵ所では作業員と押し問答になったが、強引に通り抜けてam8:00前に千手が浜に着いた。よく晴れて男体山が立派に見えた(f)。
 千手ケ原では例年数ヵ所で9月後半から10月初め頃にシロタモギタケを見てきた。きっと出ているのではないかとさんざん探したが徒労に終わった。帰路はハイブリッドバスの道を歩いたがひどくくたびれて、何度も路上に座り込んでしまった。やはり体調がかなり悪いようだ。無理せず300円払ってバスに乗ればよかった。
 
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 今年の奥日光はきのこの発生が極度に悪い。出会ったきのこといえば、ツノシメジ(g)、スギタケモドキ(h)、ヌメリスギタケモドキ(i)、ツキヨタケ(j)、クロカワ(k)、マスタケ(l)くらいのものだった。しかもいずれもひとつか二つだけだ。
 遊歩道脇はナギナタコウジュノコンギクの群落ばかりが延々と続き、他の野草はあまり目立たなかった。しかしナギナタコウジュの花のつき方は何とも面白い。


2019年9月24日(火) ミヤマトンビマイとカエンタケ
 昨日の早朝、雨の中、日光山輪王寺別院の杉並木を歩いた。ここは外国人にはとても人気のある名跡だが、ヤマビルの巣窟としても名高く、雨の時に石畳から足を踏み外そうならたちまちヒルの標的になる。主目的はミヤマトンビマイの採取だった。
 石畳を歩いているだけでも立ち止まると、たちまち四方八方から何匹ものヒルがひたひたと近づいてきた。しかしミヤマトンビマイは藪の中にある。意を決して藪に足を踏み入れた。ミヤマトンビマイは株の径30〜50cmほどのものが数個見つかったが、比較的小さな株径25cmのものと40cmほどのものを二つ採取した(a, b)。
 他にはあまりきのこはなかったが、ブナシメジのような模様をもったシャカシメジ(c)、ハラタケ属のきのこ(b)、キイボカサタケ、アカイボカサタケ、ベニナギナタタケ(e)などがあった。車に戻ると両足と両手に15〜16匹のヒルが吸い付いていた。長靴を脱ぐとさらに5〜6匹のヒルが中から出てきた(f)。
 
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 長靴をふだん履きの靴に履き替えて日光植物園に向かった。休暇中にも関わらずS博士が待っていてくれた。彼女の案内でカエンタケ発生現場を見ると(g, h)、10数個のカエンタケが発生していた(i〜l)。採取許可の申請書など必要書類に署名をしていくつか採取した。午前中にミヤマトンビマイとカエンタケは筑波植物園に向けて発送した。


2019年9月23日() 筑波植物園のきのこ展にて
 筑波の科博植物園のきのこ展に行ってきた。開園前に到着したので屋根付き駐車場の一階に車を停めることができた。開園直前には参観者の長い行列ができていた。
 今年のきのこ展はイベントが多い(a)。早めに来た参観者の多くがやたらに急いで庭の売店に向かっていた。理由はマッシュルームのつかみ取り(400円/1ケース)だった(b, c)。開園から1時間もしないうちに、マッシュルーム畑は更地になっていた。主催者の保坂さんがマイクを握って園内観察の呼びかけをしていた(d)。
 園内の庭はとても乾燥しているが、それでもお馴染みのマントカラカサタケ(e, f)やタマゴタケ(g)はじめ、結構いろいろなきのこがでていた。今年は野生きのこの展示が少なかったが、それでも随分豊かに展示品が並んでいた(h)。
 今年のきのこ展のメインテーマは「地下にもぐった ふしぎなきのこたち」ということだが、形の変化に乏しい地下生菌ゆえ、どうしても写真と解説が中心にならざるを得ないようで(i)、お客さんの反応も若干戸惑い気味に感じた。
 キノコンやきのこアートの世界(j)では恒例の押しキノコやキノコ木版画の見事な作品が並んでいた(k, l)。いずれも実によくできた作品ばかりでしばし幻想の世界に入り込んだような不思議な気持ちになった。
 
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 長女の家族と会場で落ち合って園内をまわったが、さんざん蚊に食われた。am11:30頃に植物園を後にした。日中は晴れたり曇ったりの一日だったが、夜になって雨になった。今日の午前中は日光植物園に行くことになっている。


2019年9月22日() ここだけはきのこが出ている:日光だいや川公園
 昨日は夜中から早朝まで雨。am7:30頃には雨は止んだが、8:00頃に日光だいや川公園に行ってみると、広い大駐車場はガラガラだった(a)。
 このところ奥日光や龍王峡、鬼怒川温泉裏山、八方ヶ原などではきのこがほとんど見られないが、不思議と日光だいや川公園では相変わらず色々なきのこが出ている。
 沢山出ているのはキツネタケの仲間(c)で子供たちがよく蹴飛ばして遊んでいる。クロハツモドキも数ヵ所で群生している(c, d)。色鮮やかなコウジタケは芝生に半ば埋もれている(e, f)。フウセンタケの仲間が数種類出始めた(g〜j)。
 今年はクロカワは不作であまり見られなかった(k〜n)。もしかしたら、出る端から誰かにとられているのかもしれない。キシメジ(o, p)やテングタケの仲間(q)もあちこちにでていた。am10:00頃駐車場に戻ると、既に満車に近い状態だった。
 
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 つい10日ほど前まではヌスビトハギが盛況だったが、昨日はほとんどがアレチニヌスビトハギばかりになっていた。ヌスビトハギの実は二つにくびれ、とアレチヌスビトハギの実は三つから五つに分かれる。引っつき虫になるのはヌスビトハギの方だ。
 昨日から筑波の植物園できのこ展が始まった。今日は午前中に行ってみることにした。


2019年9月21日() 今年はアオロウジ超不作
 今朝は雨が降っているが、日光周辺ではこの一週間ほど乾燥続きできのこの発生はパッタリ止まってしまった。そろそろアオロウジがきれいな姿を見せてくれるんじゃないかと、昨年大発生した場所とその周辺を昨日歩き回ってみた(雑記2018.9.25)。
 とにかくアオロウジどころかキノコの姿がほとんどない。稜線近くの急斜面にやや膨らみを感じさせる落葉堆がいくつかあった。落葉をどけてみるとアオロウジの株が出てきた(a〜d)。雨が少なく気温の高い日が続いたせいか、色も茶褐色気味で見た目もパッとしない。乾ききってすっかり茶色くなってしまった株もあった(e)。
 この場所はつい数日前まではほとんど何もなく、干からびたベニタケ属が数本見られただけだった。他に出会ったきのこといえばホウキタケの仲間(f)一種類だけだった。干からびたベニタケ属すらなかった。たとえわずかしかなくてもアオロウジが出ていたことが奇跡的なことのようだ。
 
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 昨夜は夕食後に久しぶりに日本酒を冷四合ほど飲んでしまった。それでもちっとも酔わず全く眠くもならなかった。結局夜中の1:00頃まで図書館から借りてきたS.マンクーゾ著『植物は<知性>を持っている』を読み続け、すっかり読み終わってしまった。


[節目]

2018年5月26日浅井淑子 交通事故に遭い死亡
2017年1月きのこ雑記 を廃して、日々の雑記 として再出発
 「きのこ雑記」は「こけ雑記」と並ぶサブ・サイトとした
2017年1月こけ雑記 再開
2015年6月26日福島県いわき市から栃木県日光市 へ転居
2012年1月26日埼玉県川口市から 福島県いわき市へ転居
2006年7月こけ雑記 開始 (2011年8月 中断)
2001年4月今日の雑記 開始
2000年11月きのこ雑記 開始

[過去の雑記]

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2009 中下 中下
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