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日( )

2020年7月31日(金)  龍頭の滝上から高山へ:雨中ハイキング
 中禅寺湖北岸にある高山を歩いてきた(a)。歩いている間じゅうずっと雨と風が強くなったり弱くなったりしていた。傾斜が緩い場所では傘をさし、急斜面や傘の使いにくい場所では使用4回目の使い捨てレインコートを被って歩いた。
 自宅のある今市地区は早朝から雨。そこで早朝散歩は止めて、am9:00過ぎに自宅を出た。いろは坂は濃い霧の中で視界10mもなかった。中禅寺湖では湖面と空との境が完全に失われていた。龍頭の滝上駐車場に着く頃には霧雨になった。そこに車を停めて(b)、傘をさして高山に向かって歩き出した(c)。
 緩い登りが続き(d)、尾根に出ると霧(雲粒)で視界20mほどだった(e)。山頂は意外と広い(f)。ここから中禅寺湖や小田代ヶ原に降りる道は急で随所に鎖もはられている(g, h)。峠まで来ると(i)、中禅寺湖側が通行止だとの標識があり(j)、ここから先は緩やかな下りとなる(k)。ハイブリッドバス道をたどり、シャクナゲ橋から再び遊歩道となり(l)、ほどなく龍頭の滝上駐車場に着いた。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
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(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 下山途中で斜面を見上げるとハナビラタケの姿があった(m)。大きくて立派な成菌だった(n)。遊歩道脇にはフサクギタケ(o, p)、ヌメリツバタケモドキ(q, r)がとても多かった。この日はほかにハナイグチ(s)、よくわからない大形菌(t)、ホウキタケの仲間(u)、キツネノロウソク(v)、ゴムタケ(w)、ナラタケ、などに出会った。
 暗い樹林の下で雨の中、出会ったきのこの大半は撮影しなかった。以下に掲げたきのこはたまたま、小降りの時だったり、風が弱い時に撮影したものだ。持ち帰ったのはハナビラタケだけだった。イチヤクソウの仲間の群落が見事だった(x)。
 
(m)
(m)
(n)
(n)
(o)
(o)
(p)
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(q)
(q)
(r)
(r)
(s)
(s)
(t)
(t)
(u)
(u)
(v)
(v)
(w)
(w)
(x)
(x)
 体調不良は極度にひどい状態を脱して、やや改善がみられたので、歩行距離が短く標高差の少ない高山を歩くことになったが、雨と風には難儀した。歩行はしんどく、疲労感と脱力感は歩いたからといって消えることはなかった。
 昨日の夕食に産まれて初めて天ぷらなるものを作ってみた。もちろんハナビラタケや途中で採取したキクラゲも。他にもニンジン、ジャガイモ、サツマイモ、唐辛子、カボチャなども天ぷらにした。上手くいった。でもあと片付けが大変だった。


2020年7月30日(木)  三食ジャガイモ、傘をさしての城山散歩
 まいにち呆れるほど雨ばかり。昨日早朝am4:00には雨は止んでいた。親しい農家から掘りたてのジャガイモをたっぷり貰ったので、それを蒸かしてam4:20頃に早めの朝食にした(a)。散歩に出ようとしたところ雨が降りだしたので傘をさして歩き出した。体調はやはり芳しくない。カーブミラーに写った自分の姿を撮影した(b)。
 城山の山頂ではいったん小降りになった(c)。am6:00の山頂の気温は摂氏19度(d)。遠望はまったくきかない(e)。下山途中で再び雨はやや強くなった。傘をさしているので雨はさほど気にならなかったが、滑りやすい斜面に多少緊張した。
 早朝にジャガイモを20個ばかり蒸かしたので、昼もそれを主食にしてニラレバ炒めを作った(f)。残りの15個のジャガイモは潰してコロッケを作って、一部を夕食の主菜にした。コロッケ作りは思いのほか時間がかかったが上手くできた。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 今朝も夜中から雨。チャイコフスキーの「アンダンテカンタービレ」と露崎晴美の「空」を交互に何度も聴きながらこの雑記を書いている(am4:00記)。


2020年7月29日(水)  雨降りの日光だいや川公園にて
 昨日は極度の体調不良に加えて雨もやや強かったので早朝の散歩は止めた。1時間ほど静かに横たわっていると少し楽になったので、日光だいや川公園を散策した。am8:20頃の大駐車場はガラガラだった(a)。雨は小降りだったので使い捨てレインコートを羽織って園内を2時間ほど散策した。このレインコートは既に3度使っている。
 駐車場のすぐ近くに新鮮なご禁制品がでていた(b)。この仲間は柄の表面模様に特徴がある(c)。驚いたことに2週間以上前に最盛期をとうに過ぎたご禁制品に出会ったが(雑記2020.7.12)、連日の雨にも関わらずほとんど崩れずに残っていた(d)。
 シロイボカサタケ(e)、キイボカサタケ(f)、アカイボカサタケ(g)の三兄弟がすぐ近くでコケの中から出ていた。クロハツ系のきのこにはヤグラタケが幼菌から成菌まで揃っていた(h〜j)。アメリカウラベニイロガワリに出会ったのは久しぶりだ(k, l)。
 相変わらずきのこは多数出ているが、種類は限られている。昨日朝はイグチ類7〜8種、テングタケ類4〜5種、ベニタケ類7〜8種をはじめ、30種類ほどのきのこの姿を数えた。シャカシメジやハタケシメジはいずれも泥だらけだった。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
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(f)
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(g)
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(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 7月も月末が近いが、連日の雨で今月は2回ほどしか自転車を利用していない。


2020年7月28日(火)  貼付け専用のスケールバーを作った
 先日ハマキゴケを(雑記2020.7.19)、一昨日ギンゴケなどを検鏡した時に、検鏡画像にスケールバーを添付しようとして困惑した。添付できるスケールバーがない! これまで使っていたスケールバー(e, f)は古くて利用できないことに気づいたからだ。
 カミコン(亡妻)の死から2年を過ぎた今年の6月になって、ようやく彼女の使っていた顕微鏡をテーブルから外した。その折に自分の撮影システムも大幅に変更したのだが、倍率ごとの画像添付用スケールをまだ作っていなかった(同2020.6.16)。
 そこで昨日になってようやく、対物ミクロメーター(a, b)を、3種類の撮影用レンズ(g)ごと、さらに各対物レンズごとに計15通り撮影して(c, d)、その個々の画像にスケール用のラインを引き(例:100倍20倍)、そのラインを3本の撮影レンズごとに一覧のベースに張り付けて、画像貼付用(900x600pxl)のスケール一覧を3通り作った。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 現在はCanonのKiss X8iとEOS Utility 3.8.20 for Windowsを利用して、画像倍率をあげてピントを確認しメインPC(デスクトップ)上でシャッターを切るという方式を使っている(h, i)。今後はこの方式を続けていくことになりそうだ。
 過去には単眼顕微鏡にNikonのクールピックスを装着してコリメート法で撮影したり(j)、フィルム式撮影装置とNikonのデジタル一眼を併用したり(k)、Olympusの一眼レフを使ったりしていた時期もある。なんとも懐かしい。


2020年7月27日(月)  連日雨で屋外活動困難
 昨日も早朝から夕方までずっと雨だった。たいていは小降りや霧雨が降り続き、ごく短時間止んでみたり、強くなったりの繰り返しだった。
 早朝5:00頃までは小降りで城山は雲の中で見えなかった。am6:00過ぎに霧雨になり城山も姿を見せたので傘を携えて散歩に出た(a)。城山の山頂ではam7:00前に既に摂氏22度あり、とても蒸し暑かった。男体山方面は全く見えなかった。
 散歩から戻る途中、JRの駅近くでキコガサタケがでていた(c)。また駅前の小さな公園にはアカハツが出始めた(d, e)。自宅に戻る頃には雨はやや強くなっていた。帰路の途中でキクラゲを採取したので昼食時にこれに野菜類とブナシメジを加えて炒め物にしケチャップで味付けした(f)。
 午後も雨は一向に止む気配がないばかりか、相変わらず強くなったり弱くなったりするので、野外に出ることは諦めた。臨家との境目の石垣には数種類のコケが生えているので(g)、ここからギンゴケ(h)はじめ3種類の蘚類を観察して過ごした(h〜j)。
 夕食は乾麺を茹で盛り蕎麦にした。なんとなく物足りなくて食後に200gの豚挽肉に野菜をわずかに加えてメンチカツ風のミニトンカツを5つ作った(k)。これらを肴に高級焼酎を飲みながら(l)、昼間少量ずつ採取した3種類の蘚類を観察した。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
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(e)
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(f)
(f)
(g)
(g)
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(i)
(j)
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(k)
(k)
(l)
(l)


2020年7月26日()  ヤブガラシとアマチャズル
 昨日は早朝から雨が降り続いたので散歩は止めにした。午後小降りになったので近くのスーパーまで牛乳と卵を買いに出た。これが唯一の外歩きだった。
 雨の日には読書などをして過ごすことが多いが、じっと座っているのは苦手だ。ふと玄関前の庭を見るとアマチャズルの姿が目に入った(g)。活字ばかり見ていて目が疲れたのでこの2種の雑草をじっくりと眺めてみた。
 すでにかなり前からヤブガラシが広くはびこっていて(a)、アマチャズルの生きる余地はないと思っていたので意外だった。ヤブガラシはブドウ科、アマチャズルはウリ科だがこの両者には共通の特徴がある。それは鳥足状複葉を持つことだ(b, c; h, i)。
 写真上段はヤブガラシ、下段はアマチャズル。複葉における小葉の配置には羽状複葉や掌状複葉などいろいろあるが、鳥足状複葉を持つ植物は非常に少ない。その典型的なものがヤブガラシとアマチャズルで、ともに庭の嫌われ者だ。
 花の形も全く違う。ヤブガラシの花(f)は開花するとすぐに雄しべと花弁が落ちてしまい(e)、多くは雌しべだけしか見られない(d)。一方アマチャズルは雌雄異株で雄花は星状でとても小さい(j〜l)。いくら記憶をたどっても、この野草の雌花は見たことがない。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
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(f)
(g)
(g)
(h)
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(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 今朝もまた雨。城山は雲の中で全く見えない。昨日の朝と同じだ。


2020年7月25日()  霧降隠れ三滝:野生ランには早すぎたか?
 昨日早朝は青空が見えた。しかし城山の頂からは既に男体山方面は雲にすっぽり包まれていた。am10:30頃に自宅を出発して霧降隠れ三滝を歩いてきた(a)。
 霧降高原に向けて車で出てすぐ、あまりにも車の多いことに驚いた。ふだんなら霧降の滝までは30分ほどだが、昨日は途中何度も渋滞に引っかかり70分ほどかかった。大谷川にかかる霧降大橋や神橋に向かう国道は、今年初めての大渋滞が生じていた。
 チロリン村に車を停めるつもりだったが、コロナ禍のため7月いっぱいは休村になっていた。そこで道路際の道幅が広くなっている所に停めた(b)。隠れ三滝への遊歩道はすぐ前だ(c)。今にも雨が降りだしそうな重苦しい空模様になっていた。
 丁字滝ではキャニオニングを楽しむ姿があった(d)(たわごと2019.8.13)。沢沿いの遊歩道を野生ランを探しながら歩いた(e)。4月23日にはマックラ滝(g)への角材の橋は流されたままだったが(雑記2020.4.24)、昨日はしっかり修復されていた(f)。
 野生ランが主目的で隠れ三滝を歩いたのだが、残念ながらトンボソウ(h, i)とまだ若くて何なのかわからないラン(j, k)にしか会えなかった(同2019.8.24)。途中コケむした立ち枯れの樹にムササビタケが多数発生していた(l)。
 
(a)
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(i)
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(l)
(l)
 隠れ三滝コースはヤマビルの巣を歩くようなものだ。昨日は長靴を履いて歩いた。足元こそ無事だったが、首と手首と手の脇の三か所をやられた。


2020年7月24日()  レンズがやっと修理を終えて戻ってきた
 日頃メインに使っていた標準ズームレンズ(M.Zuiko14-42mm EZ)が修理を終えて昨日八王子修理センターから戻ってきた(a, c)。請求金額はプレミアム会員扱いで27,665円(b)。4本のうち1本は最近6ヶ月以内に一度修理に出したものなので請求から外されていた。戻るまでに2週間強かかっている(雑記2020.7.8)。
 最初にこのレンズを購入したのは2016年頃。翌年故障したが修理を待っていては間に合わない事情があり再び新規に購入。肝心なときにそのレンズもまた同じ症状で故障し、2018年に三度目の購入。故障したレンズは修理には出さずにそのまま保管してあったので、計4本にもなってしまった。故障の態様はいずれも同一だった。
 このレンズは使い勝手が良く、装着するとミラーレス一眼カメラがコンパクトデジカメのように使える(f)。同じズーム域を持つ安価版のレンズ(M.Zuiko 14-42mm IIR)と比べると厚みは半分以下(d)、カメラに装着した時のでっぱりもまるで違う(e)。
 安価版と書いたがこのレンズにはEZとは違った捨てがたいメリットがあり、補助的に使っていた。しかしこのレンズでも同じ症状の故障が二度続けて起こった。ズームして焦点距離を27mmあたりにすると突然エラー表示が現れて撮影できなくなる。メインのレンズを修理に出している間はこの安価版レンズを使っていた。困ったことに27mmあたりから42mmまでの領域が全く使えず不便この上なかった。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 昨日am5:00頃には雨は降っていなかった。そこでいつも通り散歩に出ると城山山頂の四阿に再びコテングタケモドキと思われるきのこが出始めていた。先日発生した場所とはちょうど対角線の位置になる。コビチャニガイグチに似たきのこも出ていた。
 城山に登っている途中から雨となり、帰宅した時にはまた濡れネズミ状態。何度も同じようなことがあったが、よくひどい風邪に掴まらずに済んでいるものだと、我ながら呆れている。雨は昼過ぎまで降り続き夕方になって止んだ。


2020年7月23日()  クロカワが出てきた:日光だいや川公園
 昨日も雨が降ったり日が射したりの繰り返しで不安定な天気が終日続いた。早朝は霧雨。早朝散歩で汗びっしょりになった。そのあと日光だいや川公園に行ってみた。
 クロカワがでてきた(a, b)。周辺を広く探してみたが一つだけだった。シャカシメジは数ヵ所で見つけた(c)。公園内は相変わらず巨大化したケシロハツやツチカブリなどの大群落で溢れ、それが腐敗して不快な臭いが一面に漂っている。
 いくつか撮影した。ヘビキノコモドキ(d)、ガンタケ(e)、フクロツルタケ(f)、アカハテングタケ(g)、コテングタケモドキ(h)などテングタケ属菌が8〜10種ほどみられた。ご禁制品(i, j)は今月11日以来いまだにずっと残っている(雑記2020.7.12)。
 他にはハナオチバタケ(k)、サマツモドキ(l)、コウジタケ(m〜o)などもよく出ている。しかしいたるところに広範囲に発生しているのはアンズタケヒナアンズタケカレバキツネタケウラムラサキだ。
 園内では今年はシデシャジンがよく咲いている(p, q)。好きな花なのでうれしい限りだ。昨年まではこれほど広範囲に沢山咲きはしなかった。大きな野草にはほとんど関心がないので滅多に撮影しないが、今の時期もっともよく目立つのはヤマユリだ。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
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(d)
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(m)
(m)
(n)
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(o)
(o)
(p)
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(q)
(q)
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 日光だいや川公園から持ち帰ったのはクロカワとシャカシメジ。シャカシメジは昼にうどんの具の一つになり(r)、クロカワは夜つけ焼きにして酒の肴になった。


2020年7月22日(水)  相変わらず霧雨の朝の散歩
 昨日も再び早朝は小雨。霧雨になったのを見計らってam9:00頃に散歩に出た。先日(雑記2020.7.19)の朝同様に城山は雲の中だが下の方は見えていた(a)。山頂の四阿(b)も50mほど離れた山頂台地の端からはっきり見えていた。
 遊歩道の途中ではヤマホトトギスの花の数が増えてきた(c)。ヤブミョウガも花をつけた株がよく見られるようになった(d)。ふだん早朝歩いているメンバーにも何人かに出会った。みな小雨がおさまるのを待って出てきたという。
 JR日光線は朝夕の通勤・通学時間帯には1時間に2本運行しているが、それ以外の時間帯では1〜1.5時間に1本くらいしか走っていない。昨日は久しぶりに散歩途中で小さな踏切が閉まる現場を見た(e)。ふと足元の歩道に目をやると雀が死んでいた(f)。すでに冷たくなり目が白濁していた。まだカラスは近寄ってきていなかった。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
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(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 珍しく昼にカレーライスを作った。粉唐辛子(一味)を軽量スプーン(大 15cc)で5杯ほど入れたのでやたらに辛くはなったが、とろみをほとんどつけなかったので、カレーライス風超激辛シチューになってしまった。食べ終わると額が汗びっしょりだった。


2020年7月21日(火)  五色山から前白根山へ:コマクサに会いたくて
 日光湯元温泉から中曽根コースを登って五色山を経て前白根山でコマクサとの出会いを楽しみ、白根沢コースから下山して日光湯元温泉に戻った(a)。
 現地の観光案内板やパンフレット、ハイキングの本などには中曽根コースが一般的なコースとして記されているが、このコースはほとんど廃道に近い状態になっていた。かなり山歩きの経験がないと、遭難の恐れが非常に高いと思われる。

 am5:10に自宅を出発し、am6:05頃に湯元温泉の駐車場に着いた(c)。看板の表示には中曽根コースが特に注意書きもなく記されていた(b)。湯元温泉から白根山方面へのコースは二つあるが、いずれも極度の急斜面が延々と続く。岩と泥の崩れやすい急斜面で、脚を思い切り高くあげて、木の根や枝に掴まりながら登降する必要がある。
 中曽根コースは最初だけは普通の遊歩道だが(d, e)、すぐに急斜面となり、いたるところで道が崩壊していて赤色の標識も一緒に流されていた(f, g)。適切なルートファインディングと読図能力がなければこの時点で身動きが取れなくなりそうだ。
 

(a)
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(b)
(b)
(c)
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(h)
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(i)
(i)
(j)
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(k)
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(l)
(l)
 やっとのことで断ち切られた登山道の続きを見つけて急斜面を抜けると、一面の笹藪の斜面が広がる(h)。ところがこの笹薮が問題で、大部分が高さ2mに及びルートを見失いやすい(i)。獣道を歩いているようだ。深い笹薮の中には赤布の標識はなく、全身を思い切り前に倒して体重をかけないと通り抜けられない場所が大半だった。
 背丈の高い藪を超えるとようやく腰までの高さの藪となる。この辺りまで来ると男体山や湯ノ湖の展望が開ける(j)。やがて傾斜もゆるくなり国境平にたどり着く(k)。ここまで来るとようやくホッとすることができる。この先はしっかり踏まれた緩い傾斜の道が五色山まで続く(l)。その先の稜線も前白根山までとても緩やかだ。
 五色山(m)から前白根山(o)までの稜線では時折陽が射すこともあったが、おおかたは頻繁に深い霧、つまり雲の中となり、気温も摂氏12度と低く風も強いためとても寒かった。このため手足の指が激しいレイノー症状に襲われて辛かった(r)。自由に動かすことができず、激しい痛みも伴い、ものが掴めず足元は踏ん張りがきかない。
 しかし時折霧が晴れ日光白根山の雄姿と眼下の五色沼を仰ぐことができた(n)。前白根山周辺ではあちこちでコマクサが姿を見せてくれた(p, q)。白根山の雄姿とコマクサが気力と元気を与えてくれた。当初は五色沼に降りるつもりだったが、レイノー症状発症のため取り止めざるを得なかった。
 
(m)
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(p)
(q)
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(w)
(w)
(x)
(x)
 天狗平(s)の少し先までは緩やかな稜線が続く。そしていよいよ樹林の中に入り、崩れやすい岩の急斜面が始まった。急斜面は結構長い。この頃からレイノー症状が回復に向かったので助かった。木の根や枝に掴まれなければこの斜面は降りられない。
 急斜面を終えたところで白根登山道と書かれた大理石の大きな標石が現れ(t)、すぐに右上にリフト最高地点が見えてきた(u)。あとは緩やかなスキー場斜面をのんびり下って行き(v)、パトロール本部(w)の前を通りam11:00に駐車場に戻った(x)。

 中曽根コースは少なくともここ数年は登山道の整備はなされていない様子だ。それが昨年と今年の大雨による被害で、いたるところで急斜面の登山道が崩壊し、笹薮は伸び放題で足元もあちこちで不鮮明になったようだ。
 なお、今回は雷雨が予測されたので、防水機能のあるコンパクトデジカメしか持って行かなかったが、稜線ではとても風が強くて草花の撮影は困難を極めた。コマクサの写真は70枚ほど撮ったが、強風とレイノー症状のためピントの合っているものは5〜6枚だけだった。
 久々にルートファインディングの必要な山歩きだったが、結構楽しく歩けた。いろは坂を降りたところで市営温泉につかって、昼の12:30頃に帰宅した。  



[節目]

2018年5月26日浅井淑子 交通事故に遭い死亡
2017年1月きのこ雑記 を廃して、日々の雑記 として再出発
 「きのこ雑記」は「こけ雑記」と並ぶサブ・サイトとした
2017年1月こけ雑記 再開
2015年6月26日福島県いわき市から栃木県日光市 へ転居
2012年1月26日埼玉県川口市から 福島県いわき市へ転居
2006年7月こけ雑記 開始 (2011年8月 中断)
2001年4月今日の雑記 開始
2000年11月きのこ雑記 開始

[過去の雑記]

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