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日( )

2020年5月10日()  ゲンジスミレ?:城山
 このスミレは6〜7株ほど出ていたが、タチツボスミレだとばかり思いこんで、じっくり見ることもなく数日間その横を通り過ぎていた。あるとき葉の裏が見えた。濃い赤紫色をしていた(l)。そこで初めてタチツボスミレではないことに気づいた。ルーペで雌しべの柱頭をみると一目瞭然だった(i)。いろいろ検討してみたところ、花色が一般的なものとやや違うが多分ゲンジスミレ(V. variegata var. nipponica)ではないかと思う。
 花は径1.5cm内外で、花の色は図鑑などには桜色と記されているが、白色に近いものからこの写真のように淡い青紫色のものまで見られる。葉裏の濃い紫色が和名の由来だという。葉裏の紫色が紫式部をそして源氏物語に繋がり、源氏菫になったという。花や葉の柄には微毛が密生している。
 
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 ハルジオン、ノゲシ、オニタビラコなど背丈の高い野草が増え、背丈の低いスミレは十分な光を得られにくくなった。ひと頃に比べてスミレの姿はかなり減った。


2020年5月9日()  モナカと鯛焼きをたっぷり食った
 昨日は朝の散歩のあと自転車で近郊の田園地帯を20Kmほど走った(a, b, c)。無性にモナカを食いたくなったので、スマホのGeographicaで現在地と和菓子屋久野の位置を確認して店にたどり着いた(d)。5つ買って(e)帰宅までに3個食った。
 サイクリング途中で先日わからなかった花(g)に別の場所で再び出会った。帰宅後に調べてみるとマツバウンラン(Nuttallanthus canadensis)だった。ウィキディアによれば、葉の形が松葉、花がウンラン (Linaria japonica) に似ていることからこの名がついたという。北米からの帰化植物で国内各地で野生化しているらしい。
 帰宅後自宅前に咲いているアカツメクサとシロツメクサをルーペで覗いてみた(h, i)。一つ一つの花の形を見て、いかにもマメ科の植物だと感じた。
 
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 午後は観念してミシンの使い方の練習をした(j)。ミシン糸やミシン針がどこにあるのかわからずに数ヶ月が過ぎたが、何のことはない、別の部屋に置いてある裁縫セットの中に沢山あった(k)。ボビンへの巻取りや、上糸・下糸の通し方などを再確認して何度か試し縫いをした(l)。30年ほど前の古い機種だが作りはしっかりしていた。
 夕方昏くなるころに東京の友人からわかばの鯛焼きが届いた(f)。夕食前に早速2個食った。食後に再びモナカ1個をデザートに食い、再度のミシン練習の後に再び鯛焼き1匹をまた食った。モナカ4個と鯛焼き3匹、餡子をたっぷり食った一日だった。


2020年5月8日(金)  朝の散歩は川治の南平山
 昨日川治にある南平山(alt 1007m)を歩いてきた(a)。この山は山歩き初心者に最適の山だ(雑記2018.10.31)。外出自粛要請期間ではあるが、運動不足やストレス解消のための屋外活動は推奨されている。そこで昨日朝は南平山を散歩コースに選んだ。
 薬師の湯の前の公営駐車場が閉鎖されていたので(b)、その手前の広場に車を停めた。ここを拠点にのんびりと野草を楽しみながら南平山の頂きを目指した(c)。といっても特に急な斜面や岩場もなく、ただ足を前に出していればいつのまにか山頂に着く。
 散策路はずっと広葉樹の中を歩くのだが、落ち葉で道がわかりにくい(d)。おまけに至るところで倒木が道を塞ぐ。跨いだり、くぐったり、乗り越えて進む(e)。そして、路傍の野草を観察しながら歩を進めているとやがて山頂に着いた(f)。
 途中の道ではフタリシズカ(g, h)やヒトリシズカ(i, j)の大群落がいくつもあった。山頂に近づくとフデリンドウ(k)とタチツボスミレがやたらに多くなってきた。しかし、この朝の散歩で最も印象的だった花はミヤマキケマンだった(l)。
 
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 朝日南平山散策は限りなく運動量ゼロに近かったので、昼食後に改めていつもの城山散歩コースを歩いてきた。今朝はよく冷え込んでいる。am5:00現在、外気温4.8度、室温11.2度。早めに炬燵を片付けたことが悔やまれる。


2020年5月7日(木)  昨日の体組成計の結果
 昨日起床時に体組成計で計測してその値を撮影した(a〜f)。2010年頃からOMRON製の体組成計を使っていたが、ある時から体脂肪率がトレーニングジムや健康診断時の値とあまりにも違うようになったので、2018年11月にTANITA製品を購入した。
 それによれば、体重54.45Kg(a)、体脂肪率8.6%--やせ(b)、筋肉量47.15Kg--標準(c)、内臓脂肪レベル4.5--標準(d)、BMI21.3(e)、体内年齢59歳(f)。
 ちなみにまだOMRON製品は処分せずに残っているので、この製品でも測ってみた。体重やBMIはTANITA製品とほとんど同じ数値が表示されるが、体脂肪率だけが極端に違う。昨日はなんと22.5%--やや高い(g)と表示された。
 なおこの時の血圧(TERUMO製)は129/76と表示された。トレーニングルームがコロナ禍のため閉鎖されているので同一基準での比較はできないが、今年1月の測定結果(i)を振り返ると、体重こそ増えているが全般に改善されている気がする(f)。
 
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 すっかり伸び切っていたタラの木をすべて伐採した(j)。二番芽がついていたものはすべて採取し(k)、さっそく熱湯に通してタッパウエアに保存した(l)。


2020年5月6日()  日光だいや川公園も閉鎖されていた
 朝の散歩のあと自転車で日光だいや川公園に向かった。そろそろきのこが姿を現してもよいのではあるまいか。そう思って公園に到着すると、大駐車場(a)にも西駐車場(b)にも車の姿が全くない。扉が閉じられ「閉鎖」と表示されていた(c)。
 1日まではこれまで通り利用可能だったのが、なぜか急に10日まで閉鎖になってしまった。地元民の散策と適度な運動とストレス発散の場として、これまで閉鎖されずに運営されていたので、知らずに車でやって来てガッカリして戻る車が多かった。園内のトイレ(d)はすべて利用可能で、毎日きちんと清掃されていた
 自転車を木陰に停めて、2時間ほど園内を歩いた。キンラン(e, f)とギンラン(g, h)が花盛りで、それぞれ100本以上出会った。スミレ類やイチリンソウ、キクザキイチゲ、ムラサキサギゴケ、マムシグサ、クサノオウなどもいたるところで見られた。一休みするためベンチに近づいたところ、脚に大きなシイタケがついていた(i, j)。
 帰路いつもと違ったルートを走っていると、元駐車場とおぼしき広いジャリの空地に紫のひょろ長い花が一面に咲き(k, l)、歩道にもはみ出していた。ランの仲間のように思えた。とりあえずルーペで見た。とても印象的な光景だった。
 
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 公園内はとても静かで10組ほどの人に出会っただけだった。午後3:00頃からは断続的に激しい雷雨に見舞われた。今朝はとりあえず雨は止んでいる。


2020年5月5日()  再びウラシマソウなど:城山に登り直し
 城山では伐採がこの先も続くことをすっかり忘れていた。昨年までウラシマソウの大きな群落があった場所は既に失われている。今残っている場所も遠からず失われることになる。ということはこの山でウラシマソウが見られるのは恐らく今年が最後になる。どこででも見られるありふれた花ではない。そこで昨日は朝の散歩を終えた後、ミラーレスカメラと三脚を持って、再度城山に登りなおした。
 ウラシマソウ(a, b)の雄花(c, d)と雌花(e, f)の姿を記録に残しておいた。マムシグサはどこにでもあるが、まだ若い株しか出ていなかった(g, h)。予想通り雄株だった(i)。さらに大きく育つとこれも性転換して雌株になるのだろう。
 山頂を後にしたのはam11:50頃だったが気温は摂氏20度で、早朝からほとんど変化がなかった。駅の近くまでくるとカラスビシャクが出始めた(j, k)。同じサトイモ科でもこれは雌雄同株で、に肉穂花序の上部に雄花、下部に雌花をつける(l)。
 
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 野草や花の撮影には中長距離マクロがよいことは分かっているが、キノコ撮影用に使ってきた30mmマクロしか持っていない。そのうち入手したいとは思うが、60mmマクロレンズは中古でも4〜6万円ほどするので今の自分には高嶺の花だ。


2020年5月4日()  いつ見ても興味深いウラシマソウ
 ゴールデンウイークのため城山の伐採工事は中止されている。そこで昨日は重機の道を歩いて(b)、その先の杉林を抜け天狗岩(c)経由で城山に登り、裏口の下板橋側に降り(f)、板橋トンネルを経てJR駅前を通って戻った。この朝の散歩は10Kmほどあり野草を観察しながらノンビリ歩いたので3時間ほどかかった(a)。
 前日に続いて夏のような暑い日で、城山の頂(d)では直射日光下とはいえam7:30に既に摂氏25度もあった(e)。
 杉林の樹下にはいろいろ興味深い野草が花開いていた。上板橋側の麓では淡紅色のイカリソウが咲くが、こちらでは白色のイカリソウが多数咲いていた(g, h)。
 しかし最も興味深いのはウラシマソウの群落だ。7〜10本くらいの群れが十数か所に見られた(i)。先端の付属体が長く釣り糸状に伸びた肉穂花序は、いつ見てもとても印象的だ(j〜l)。この日であった中でも大きな花は仏炎苞の部分が15cmほどあり、釣り糸状の部分が80cm以上あった。この仲間(Arisaema テンナンショウ属)は性転換する。若い時は無性で、小さいときは雄だが、大きくなると雌になる。無性花も雄花も雌花もすべて観察することができた。地域によっては絶滅危惧種に指定されているようだ。
 
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 炬燵とファンヒーターを片付けた。テーブル周りがすっきりした。メモによれば昨年は5月16日に片付けている(雑記2019.5.17)。昨年炬燵を出したのが10月22日だから(雑記2019.10.23)、一年の半分以上は炬燵の世話になっているわけだ。
 川口市時代は真冬でも専ら電熱絨毯だけで炬燵もファンヒーターも使うことはなかった。いわき市時代には、12月半ば過ぎに炬燵とファンヒーターを出して、3月中頃には片付けていた。やはり日光は寒い土地なのだろう。


2020年5月3日()  タケノコ:掘って、茹でて、調理して
 昨日は夏のような暑い一日だった。朝の城山山頂では摂氏18度を超えていた(a, b)。昼過ぎには26度を超えた。城山からの下山路で食べごろのシオデを見つけた(c)。それを見て、先日近所の親しい知人から茹でたタケノコを貰った折に、いつでも掘りに来てくださいと言われたことを思いだした(雑記2018.4.30同2017.5.5)。
 そこで午後になって知人に声をかけて竹林に入った。地表に顔を出したばかりの若いタケノコが乱立していた(d)。5本ほど掘り出して(e)、硬い皮の部分を取り外して茹で上げる準備をした(f)。糠と唐辛子はある(g)。準備は万全だ。
 深い鍋にタケノコを入れ(h)、糠と唐辛子をたっぷり加えた(i)、およそ40分間ほど熱を通した(j)。火を止めて一時間ほど放置してから不要な皮をむいて容器に収めた(k)。一部を醤油と塩で味付けして夕食時に食べた(l)。
 自分一人で掘り上げから調理までやったのはこれが初めてのことだった。その後茹で上げて味付けをしていない薄皮部分を刺身にして酒の肴にした。その時点で、しまった!と思った。掘り立てのタケノコはそのまま焼いて食うと非常に美味かった。そのことを忘れていた。後日もう一度掘らせてもらいに行ってこよう。
 
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 自動車税の納付書が届いた。連休明けに振り込まねばならない。すっかり伸び切って棘が危険なタラの木は根元から切り倒してしまわねばなるまい。


2020年5月2日()  朝の散歩は社山:キツネノワンが出始めた
 日光市では歌が浜駐車場をはじめ(a)、二社一寺のある神橋近くの市営駐車場も有料・無料を問わずすべて閉鎖されている。そこで昨日の朝は電動アシスト自転車でいろは坂を登り、歌が浜駐車場の先に停めて、中禅寺湖畔に聳える社山を散策した(b)。
 若い元気な人は別として、電動アシストとはいえママチャリでいろは坂を登るのはかなり無謀だと感じた。坂自体は8〜9Kmほどしかないが、それ以前に自宅から25Kmほどずっと上り坂を走り、かなり脚力を消耗しているので、中禅寺湖畔に着いた時には心の髄からほっとした。標高310mから1,250mまで漕いで上がったわけだ。
 しかし目的の山頂はそこからさらに標高差で600m登ることになる。ヨレヨレの足でゆっくりと高度を稼いだ(c, d)。山頂に着いた時には(e)、もう登らないでよいのだと自分に言い聞かせた。途中でであったきのこはブナノホソツクシタケだけだった(f)。

 いろは坂を下りて細尾大橋の手前まできたところで、桑の樹の根元を探索した。キツネノワンが出始めていた(g)。キツネノヤリタケはまだ背丈1cmほどしかなかった(h)。
 そのあと神橋から滝尾神社に寄った。まだミヤマトンビマイは出ていなかったが、コガネヌメリタケ(i, j)、ニガクリタケモドキ(k, l)が出ていた。
 

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 滝尾神社の参詣路ではエンレイソウミヤマエンレイソウが花を着け始めていた。エンレイソウの花被は3枚だが、ミヤマエンレイソウでは白色ないし淡紅色の内花被3枚、緑色の外花被3枚の計6枚ある。ミヤマエンレイソウは近づける場所にはなかったので、花の接写はできなかった。


2020年5月1日(金)  日光だいや川公園までサイクリング
 昨日は日中晴天という予報だったので、朝の散歩のあと自転車で日光だいや川公園までサイクリング(a)。前日は車で行ったが、公園内を歩くことが目的ではなく季節の移ろいを味わいつつ、このところの運動不足解消が主目的だった。
 多くの田圃には水が入り、田植が始まりだした(b, c)。例年だと帰省してきた若い世代が手伝うのだが、今年はコロナ禍のため若者の帰省が自粛されて、多くの農家では年老いた者だけで作業をしている。
 歩行者自転車専用路(d)では、タンポポの絨毯が広がっていた(e)。サクラの樹下でアミガサタケを探したが(f)、きのこは全くなくて、フデリンドウ(g)、スミレ(h)、ジゴクノカマノフタ(i)ばかりがやけに目立った。
 ゴールデンウイーク中の平日午前中といえば、日光だいや川公園の大駐車場には、昨年までは車の姿はとても少なかった。ところが今年はコロナ禍のためすっかり様子が違って満車に近い状態だった(j)。園内の丘に上がると、菜の花畑が一面に広がっていた。桜はすでに終わりを告げていた(k)。
 休業要請に応じないパチンコ店が市内に3店舗あるとして店名が公表された。帰路にあるパチンコ店がとても賑わっていた(l)。半分以上が県外車だった。
 
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 緊急事態宣言がさらに1ヶ月ほど延長されることになった。この先銭湯(市営温泉)もずっと閉鎖が続く。自宅ではシャワーしか使えないが、浴びた直後に体幹が冷えて激しいレイノー症状に泣かされる。今年はまだまだ炬燵をしまうことができない。


[節目]

2018年5月26日浅井淑子 交通事故に遭い死亡
2017年1月きのこ雑記 を廃して、日々の雑記 として再出発
 「きのこ雑記」は「こけ雑記」と並ぶサブ・サイトとした
2017年1月こけ雑記 再開
2015年6月26日福島県いわき市から栃木県日光市 へ転居
2012年1月26日埼玉県川口市から 福島県いわき市へ転居
2006年7月こけ雑記 開始 (2011年8月 中断)
2001年4月今日の雑記 開始
2000年11月きのこ雑記 開始

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