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2022年6月10日(金)  ミヤママタタビの葉が白く見えるのは・・・
 昨日は時折止むことはあっても終日ずっと雨が降っていた。朝霧雨の時に傘を持って散歩に出た。城山の頂から見た日光連山の方向は重苦しい黒雲に覆われていた(a)。城山の周辺では葉の一部が白色になったミヤママタタビがとてもよく目立った(b)。
 一部の葉を持ち帰った(c)。どうせ外には出られない。白色の部分とそうでない部分とでは何がどう違うのだろうか。そう思っていろいろいじくりまわしてみた。部分的に白色を帯びた葉を蛍光灯に透かしてみても、白色部と緑色部の間に違いはない(d)。
 三枚の葉を水没させてボールペンの先を押し付けると白色部は緑色になった(e)。乾燥させてもその状態は変わらない(f)。蛍光灯に透かしてみると薄くなったので明るくみえた(g)。色の違う部分を高倍率ルーペでみたが違いはわからない(h)。
 そこで葉の一部(薄赤色の四角形)を切り出して(i)、そこから黄色線の部分を薄切りにしてみた。これを水に浸してルーペで見ると白色部分では表皮細胞が大きく膨らんでいるように見える(j)。
 
(a)
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(b)
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(c)
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(d)
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(f)
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(g)
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(i)
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(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
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 これをプレパラートにして顕微鏡でみた。表皮の細胞が大きく膨らんでいる(k)。葉緑体が消えたわけではなさそうだ。ひとつひとつの細胞が多量の空気を含むようになって白色に見えるらしい。サフラニンでも染めてみた(l)。


2022年6月9日(木)  泥汚れのInocybe sp.を覗いてみると
 7日(火)に小雨降る城山遊歩道に出ていたInocybe sp.(アセタケ属)のミクロの姿の一部を掲載した。きのこに関心のない人には退屈極まる画像だ。飲酒しながら軽い酔いの状態で顕微鏡を操作していたので、ヒダの薄切り切片は作らなかった。
 カサ表面は朝からの弱い雨で洗われて比較的きれいだったが(a, b)、前日の強い雨で柄やヒダは泥にまみれていた(c)。水道水で軽く洗うときれいになった(d)。この状態で胞子紋をとり胞子を高倍率で見た(e)。
 ヒダを一枚切り出してそのままスライドグラスに寝かせて縁を見た(f)。軽く押しつぶして倍率を上げると、先端に結晶を持った縁シスチジアが鮮明に見えた(g)。ついでヒダの先端付近をフロキシンで染めた(h)。これをKOHで封入して押しつぶした(i)。
 倍率を上げると担子器(j, k)やシスチジア(k)、クランプ(かすがい連結)(l)などの形やサイズがよく分かる。担子器の基部にはベーサルクランプがある(j)。
 
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(h)
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(i)
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(j)
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(k)
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(l)
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昨日も終日霧雨や小雨の状態だった。朝の散歩では薄暗い城山遊歩道にHygrocybe(アカヤマタケ属)のきのこがいくつも出ていた。


2022年6月8日(水)  小雨の中の早朝散歩
 昨日も早朝から雨。am6:00前に霧雨状態だったので傘を持って散歩に出た(a)。自宅前からは女峰山は全く見えなかった(b)。国道の縁石周辺では数日前に枯葉剤が散布されて死の世界が続いていた(c)。10分ほど歩くと小雨になったので傘を広げた。
 城山への遊歩道はいたるところで水溜りだらけだった(d, e)。径の両側は薄紫色の花を着けたコアジサイにすっかり覆われている(f, g)。城山山頂には水溜りは殆どなく(h)、気温は14℃弱だった(i)。いたるところでミヤママタタビがよく目立った(j)。
 前日の強い雨で小さなきのこの大部分は泥だらけになっていた。遊歩道の真ん中に出ていたInocybe(アセタケ属)は柄もヒダも泥で汚れていた(k)。一方ヒノキオチバタケの中にはコアジサイの屋根に覆われてきれいな姿を保っているものもあった(l)。
 
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 夕方、餃子を焼いて日本酒を飲みながら、持ち帰ったInocybe sp.を顕微鏡で覗いて楽しんだ。夜の食事は肉抜きの麻婆豆腐もどきとしじみの味噌汁。


2022年6月7日(火)  終日雨の肌寒い一日だった
 昨日関東地方では梅雨入りが発表された。朝から強い雨が降り大雨警報もだされて、気温も上がらず肌寒い一日だった。室温はずっと12℃前後で手足の指のレイノー症状に悩まされた。報道によれば3月中頃の気温だったという。この時期エアコンを使うといえば冷房のためだが、昨日は20℃に設定して暖房器具として使った。
 朝食はいつもどおりだったが(a)、昼食では野菜と肉とハナビラタケを炒めた(b)。夕食もきのこ類と肉(c)をメインに白菜(d)をたっぷり使った鍋物にした(e, f)。寒さのため内部から温まろうと(そういう口実を作って)、前日に引き続き昼過ぎからアルコールを飲み始めてしまった。またまた飲み過ぎだ。要反省。
 
(a)
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(c)
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(d)
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(e)
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2022年6月6日(月)  天麩羅を作ったり餃子を焼いたり
 昨日は夜中の3:00頃に目が冴え渡ってしまい、結局そのまま起床してしまった。早朝の4:30頃には古古米パンと玉子、レタス、牛乳の朝食(a)を済ませて散歩に出た。
 女峰山はおぼろに見えてはいたが(b)、霧雨が降っていたので傘をさして歩き始めた。城山に向かう国道の法面にはムシトリナデシコやツルマンネングサ、オオキンケイギクがびっしりと花をつけている(c)。城山に近づく頃にはいったん雨は止んだが、足元がぬかっていたので城山には登らなかった。
 午後になっても怪しい空模様は変わらず、どんより曇っており時折霧雨が降った。前日のハナビラタケなどの具材が残っていたのでナスとカボチャを加えて(d)、再び天麩羅を揚げた。たったこれだけの素材なのに皿2枚分あった(e)。
 天麩羅を肴に焼酎のお湯割りを飲んでいたが、やがて肴がなくなった。そこでハナビラタケとひき肉とニラを餃子の皮で包んで焼いた(f)。かなり焦がしてしまったが、半分酔に任せて作った割にはパリッとして美味かった。結局飯やパンは食わず、焼酎と餃子が主食のようになってしまった。すこしばかり飲み過ぎた。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
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(e)
(e)
(f)
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 今朝は本格的な雨。強い雨でトタン屋根にあたる雨粒の音がうるさい。


2022年6月5日()  阿世潟峠から半月山へ
 昨日奥日光の歌ヶ浜駐車場に車を駐め、阿世潟峠から半月峠を経て半月山に上り茶ノ木平経由で中宮祠の墓場横に降りた(a)。およそ13Km、標高差500mの散策だった。
 朝7:30頃に歌ヶ浜に着くと第一駐車場から第二、第三、立木観音周辺も満車で(b)、あちこち探したがどこも空きがなく7:45頃になってようやく道路際に駐めた(c)。よく晴れ上がっていたが気温は10〜12℃でやや寒かった。
 男体山(d)や日光白根山(e)がとても鮮明で美しかった。駐車場で聞くと、am5:00頃にはほぼ満車になっていたという。多くは釣り人(f)の車らしかった。
 am8:00頃歩き出して阿世潟峠から展望を楽しみながら茶ノ木平まで進んだ(g〜o)。中禅寺湖唯一の島である上野島(k)や八丁出島(l)や男体山(m)、足尾方面の山々(h, j)の遠望を楽しめた。茶ノ木平でこの日最初で最後の小休止をして(p)昼食をとった(q)。ここからは星野リゾート近くの墓場横に降りて(r)、pm1:00頃車に戻った。
 市営温泉やしおの湯でのんびりしてから帰宅したのは、pm2:40頃だった。
 
(a)
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(c)
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(p)
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(q)
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(r)
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 昨夜はブナシメジや根菜類も加えてハナビラタケを天婦羅にした。


2022年6月4日()  日光だいや川公園でもいろいろなきのこが
 日光だいや川公園でもきのこの姿が増えてきた。久しぶりにテングタケ属のきのこをみた(a, b)。ウラベニガサもでているが、ベニヒダタケの色が綺麗だった(c, d)。コケの中からはカラカサタのなかま(e, f)やケコガサタケ(g, h)も出てきた。コケに潜り込んでいたきのこ(i, j)もあった。
 野草の花ではスミレやタツナミソウの仲間がそろそろ終わりかけて、いまはナルコユリ(k)やマンネングサの仲間(l)の花がよく目立つ。
 
(a)
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(g)
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(h)
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(i)
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(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
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 自宅に戻るとキキョウソウ(m, n)やユキノシタ(o〜r)が綺麗な花をつけていた。
 
(m)
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(n)
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(o)
(o)
(p)
(p)
(q)
(q)
(r)
(r)
 今朝は古々米パン(雑記2022.5.27)を2つ焼いた。一つは炊飯器を使った丸い形。今一つはケースを使った長方形のパン。両者とも一合の分量だ。これらの1/4ずつ計2切れが今日の朝食の主食になる。飽きたら普通の強力粉のパンを焼くつもりだ。


2022年6月3日(金)  ヒロメノトガリは1本だけ:尚仁沢湧水群
 今日の雑記はきのこの話題。昨日早朝散歩から戻ってから塩谷町の尚仁沢湧水群に行ってみた。主たる目的はヒロメノトガリアミガサタケの観察だ。たった1本だけしか出ていなかった(a, b)。例年何本もよく出る場所ではひとつも見られなかった。
 よく出ていたきのこはフミヅキタケ(c, d〜f)とウラベニガサ(c, g〜i)だった。アシグロタケの姿もみられた(j)。他にも数種類のきのこが出ていたが、全般的に発生状況はあまり芳しくない。帰路昼近くになると、激しい雷雨に襲われた。

 自宅に戻って、台所の生ごみを捨てようと庭の穴を塞いでいるバケツをどけると、隅っこにチャワンタケの仲間が2つ出ていた(k, l)。ここは鳥に食い散らかされないように、水の入ったバケツを蓋にしてある。数日前には出ていなかった。
 

(a)
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 昨日は夕方になって今市地域でも雷雨になり遅くまで続いた。今朝は曇り。


2022年6月2日(木)  毘沙門山:今年1月のリベンジ
 昨日の朝、近郊の茶臼山から毘沙門山を散策した(a)。今年の1月22日に手袋を忘れて散策を諦めたが、そのリベンジということになる(雑記2022.1.23)。
 朝6:30にミニサイクルを積んで自宅を出た(b)。am6:50頃に下山予定地の毘沙門山登山口に着いた(c)。ここで自転車を下ろして、今市警察署近くのセブンイレブンまで走った(a の緑線)。店主の許可を得て駐車場の端に自転車を固定した(d, e)。
 茶臼山登山口(f)には案内標識がある(g)。岩鼻の岸壁は威圧感がある(h)。登山道は階段のある急斜面に始まる(i)。稜線上の見晴台からは日光連山(j)や鶏鳴山(k)などの景観を楽しめる。茶臼山の頂は樹木に覆われて展望は望めない(l)。
 やがて今市テレビ中継局のアンテナのあるピーク(m)を経て、岩尾根や(n)、ロープのある急斜面(o, p)などを登ると毘沙門山だ(q)。ここには長方形の巨大アンテナがある(r)。急な斜面や杉植林地を下って毘沙門山登山口に着いたのはam9:30頃だった。セブンイレブンで自転車を回収してam10:00前には帰宅した。
 
(a)
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2022年6月1日(水)  たまにはミキサーにかけるのも良いかも
 昨日は昼過ぎまでずっと雨で、午後から雨こそ止んだが、気温は上がらず肌寒い一日だった。午前中は専らNHKラジオ語学講座の録音を聴きながら、口をパクパクさせて過ごした。基本的な表現がなかなか覚えられない。おまけに講座を聴いているうちにとても眠くなり、気が付くと居眠りをしていた場面が何度もあった。
 眠気覚ましに何度かリンゴやミカンなどを齧った。ふだんから果物については習慣としてバナナ以外は皮を剥くことなく食べる。しかしこのリンゴやミカンはやたらに皮が硬いいうえに甘みも少なく、皮がいつまでも口の中に残る(a)。
 そこでミキサーにかけて(b, c)、豆乳を加え(d)、さらに蜂蜜を少量加えた(e)。軽い苦みとさわやかな甘みになった。カップに3杯分あった。食後のデザートよろしく、コーヒーを沸かしてはこれを口にしながら(f)、ラジオ講座を聴いた。
 
(a)
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(b)
(b)
(c)
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(d)
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(e)
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(f)
(f)
 午後2:00過ぎに雨が止んだので散歩に出た。城山の道はぬかっていたのでパスした。


[節目]

2018年5月26日浅井淑子 交通事故に遭い死亡
2017年1月きのこ雑記 を廃して、日々の雑記 として再出発
 「きのこ雑記」は「こけ雑記」と並ぶサブ・サイトとした
2017年1月こけ雑記 再開
2015年6月26日福島県いわき市から栃木県日光市 へ転居
2012年1月26日埼玉県川口市から 福島県いわき市へ転居
2006年7月こけ雑記 開始 (2011年8月 中断)
2001年4月今日の雑記 開始
2000年11月きのこ雑記 開始

[過去の雑記]

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